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不振に陥っている企業やお店が、上手く言っていない理由は、実はITに対応していないからでもなければ、マーケティング用語に詳しくないからでもない。単純な話、「当たり前のことを当たり前にしていない」ことがその主たる原因だったりするものだ。
経営コンサルタントといえば、難しい専門用語を使う人たちだと思われがちだが、結構、簡単なアドバイスで不振企業の業績を改善してしまったりすることがよくある。例えば、「社長がトイレ掃除を率先しなさい。」「社長が誰よりも早く出社しなさい。」「挨拶はできるだけ大きな声でしなさい。」などなど。
一見すると単純なことだが、こんなことをするだけで、社長の意識が変わり、その結果、業績が大幅に改善することはよくあることなのだ。(もちろん、全く他に何もしないということではない。)
同様に、案外、単純なことが売上や利益を押し上げることがある。そのひとつが「ネーミング」だ。商品の名前ひとつで売上が全く変わってきてしまう、という話を聞いたことがある人も多いかと思うが、これも、実は経営状況を簡単に改善する方法だったりするのだ。(最近で言えば、サントリーのお茶「伊右衛門 」、少し戻れば「野菜中心蔵」とか、「スリムドカン」とか。)
なぜ、ネーミングが効果的かといえば、それはやはり「わかりやすく、印象に残りやすい」からだろう。今のような情報過多の時代には、「わかりやすさ」がないと選ばれもしないし、仮に選ばれても、「印象に残ること」がないと すぐに忘れられてしまうからだ。
そういった点で「ネーミング」は全力をあげて取り組んでもいい課題のはずなのだ。金もかからないし・・。
しかし、やはり気の利いたネーミングを考えるというのは難しい。結構センスもいるし、中には「やっちまった」という名前をつけてしまった企業もよくみかける。
で、そういう人のために簡単なアドバイスをするとすれば、最も簡単な方法が「幻の」「究極の」「伝説の」「黄金の」「〜の王様」と言った言葉をつける方法がある。例えば、鉄板焼きなら「幻の鉄板焼き」「究極の鉄板焼き」「伝説の鉄板焼き」「黄金の鉄板焼き」「鉄板焼きの王様」とつければ、それだけで結構インパクトがある。しかも、先に「究極の鉄板焼き」という名前だけ考えておいて、そこからイメージされる商品を開発する、という方法にも使える。かなり、便利な方法だ。
サービス業なら、「マスター」とか、「ドクター」をつけてみる方法がある。「WEBデザイナー」を、「WEBドクター」に変えるだけで新しい職業の出来上がりだ。また、「ファッションアドバイザー」のアドバイスよりも、「ファッションマスター」や「ファッションドクター」のアドバイスのほうが、スゴそうな気がしないか?
このように、些細なことでも、印象を変え、より世の中の人にアピールすることができるのだ。
前にも書いたが、マーケティングというとついつい難しいことを考え勝ち。でも、こんな単純なことでも業績を上げることはできる。こういった簡単な事でも着実に実行していけば、きっとバラ色の道が目の前に開かれていくことだろう。
(今日の一言)
ちなみに、このブログのタイトル「グーレト・マーケティング・マスターへの道」も、実は上のような趣旨から、つけていたりする。マーケティングコンサルタントよりも、なんとなく、マーケティング・マスターの方が立派そうな気がしません?
まあ、実物は、まだまだグーレト・マーケティング・マスターへは遠いところにいたりするんですけどね・・。
(なお、ブログでつかうならこんな感じかな?)
「幻のブログ」
「究極のブログ」
「伝説のブログ」
「黄金のブログ」
「ブログの王様」
「ブログ・ドクター」
「ブログ・マスター」