Internet watch風ブログ

2004年 6月 02日

ビジネスアイデアを考えるときに

投稿者 by d-fan at 10:19 / カテゴリ: マーケティング / 0 コメント / 0 TrackBack

おばか記事ばかり増えてしまっているこのブログだが、文章を書くことに対するリハビリはできてきたような気がする。

そろそろ、何か個人的に、小さくてもいいから起業でもして行こうかな〜。

で、とりあえず、それに先立って、ネットを検索していろいろな事業モデルを調べてみた。世の中にはホントいろいろなビジネスがあるもんだ。

とりあえず、これらを頭にインプットすることで、よりアイデアを出しやすくしていこう。

・電子市場、ビジネスマッチングエージェント
・リース・レンタル・ローンの見込み客確保事業
・メールセミナー
・メール分散システム
・ビジネス専門のメールマガジン、メーリングリストシステム
・プレスリリース代行業
・ビジネス書要約テープ販売
・ロゴ作成サービス、キャラクター作成ビジネス
・TLO支援サービス
・会議場検索(空室管理のASPと検索・予約を組み合わせたもの)サービス
・オンラインコーチング
・オンラインカウンセリング
・似顔絵つき名刺作成
・Eラーニング
・新卒採用代行
・業界新聞・地方紙・ビジネス雑誌定期購読販売サイト
・業界新聞・地方紙・ビジネス雑誌の広告枠販売サイト
・制服販売・見積りサイト(カタログ配布?)
・法人ギフト専門サイト(カタログで・香典返し・電子ギフト券など)
・オフィススペース逆提案検索
・レンタルスペース貸しフリーマーケット(一坪ショップなども。成績が悪いと入れ替えもあり)
・商標登録代行
・社会保険労務士のフランチャイズ
・駐車場課金管理システム(飲食店などに無料で提供・食事をした人には割引する)
・店舗管理ソフト&監視システム
・IP電話の電話帳
・地震対策グッズ&保険(意外と法人の危機対策は弱い)
・キャラクター商品専門店
・ミュージシャン・芸術家派遣事業
・カラーセラピスト養成・派遣事業
・フットセラプスト養成・派遣事業
・オフィスへの英会話教師派遣事業
・経営コンサルタント・セミナー講師派遣事業
・美容室スペース貸し出し事業
・留学支援事業
・起業家育成絵本
・コミュニケーション・コンサルタント
・有名人が無名の人に質問するコーナー(有名人に質問するのの逆)
・現場監視カメラ・電話会議システムなど設置工事
・主婦を使ったマンション・オフィスの清掃業
・リサーチ事業
・すべてのものを別のものに作り変えるリサイクルビジネス
・コスプレ喫茶(アニメ好きを対象。コスプレ好きが接客)
・副業斡旋専門会社(一人が二つ以上の職を持つ時代へ)
・外資系企業の日本事務所立ち上げ事業
・買い物代行業(商品は市場等に買いに行く)
・簡易トイレ販売業
・ウェブPOSシステム販売
・OA機器のフランチャイズ 
・電話回線の比較販売サイト
・自転車ファンド
・シニアのための料理教室・英会話教室・ファッション講座
月額定額制のネイルサロン
・30代、40代のための転職・起業・専門技術学校(例えば、すし職人として独立する方法とか)
・男のセレクトショップ
・家具のセレクトショップ
・イメージコンサルタント
・企業の豪華保養施設を借りて、個人の宿泊所として5千円程度で貸し出すサービス(その企業に5%程度返す。)。コスト削減が鍵
・新聞配達所を使った商品お届けサービス
・開業支援(登記・名刺・企業ロゴ・HP製作・税務・会計)サービスパック
・大学教授向け営業・販売員派遣
・女性向け起業家講座
・海外口座開設代行サービス
・学校法人向けCIコンサルティング
・バリューエイチアール 〜ネットで福利厚生代行サービス
・販売不振に悩む家電量販店や書店に複合カフェなどのFCとして業態転換を進めるサービス
・リスクモンスター 〜倒産確率など与信情報をネット配信
・高齢者向け共同住宅の企画・運営
・子供服のリサイクル店と主婦の溜まり場カフェと健康野菜販売とスキンケアグッズの複合店
・音そのものを販売するサイト(虫の鳴き声とか)
・墨文字販売サイト
・オリジナル商品を製作したい人と請け負う人のマッチングサイト
・大企業とひたすらジョイントベンチャーサイトを作るビジネス(ただし、仕事の金額よりも担当者の熱意で選べ。)
・高齢者に思いっきり贅沢をしてもらうことが景気回復への道
・検証ドットコム
・葬儀ー一般に病院でっ死人が出るのをまつため、病院と癒着しないと仕事が取れないと言われていたが、生前葬儀予約&半額料金葬儀で上場した会社もある。
・在野バンク(出張者派遣)
・中小企業・独立起業者のためのMBAスクール
・夜間専門の派遣業者
・昼間(Or夜間)専門の駐車場
・映画館型商店街(ホームシアターを使って簡易映画館をあちこちに設置。そのテーマに沿った商品・サービスを提供する)
・企画書ドットコム
・二代目ドットコム
・出張予防接種
・ビジネス用途専門のタクシー
・再就職支援スクール
・建設資材の中古品市場
・建設資材の宅配
・「こだわり」の社員証入れ製作ビジネス
・香典、弔電や弔花・祝電等を一括で請け負うサービス。NTTや花屋に頼むより便利で安く
・企業保有の遊休駐車場の有効活用コンサルティング
・起業を考えている女性向けの宿泊プラン
・オフィスに動物派遣
・英語など学ぶディナーショー
・住宅を買い取り、改めて貸し出す事業
・ペットのための「健康保険制度」
・取締役や執行役員といった幹部クラスを企業へ派遣する人材紹介会社。
・マンションの共有スペースをセミナー・塾などの開催場所として貸し出すビジネス。
・結婚しない子供を持つ親のためのお見合いパーティー

2004年 5月 31日

ネーミングで売上倍増!

投稿者 by d-fan at 11:32 / カテゴリ: マーケティング / 0 コメント / 0 TrackBack

不振に陥っている企業やお店が、上手く言っていない理由は、実はITに対応していないからでもなければ、マーケティング用語に詳しくないからでもない。単純な話、「当たり前のことを当たり前にしていない」ことがその主たる原因だったりするものだ。

経営コンサルタントといえば、難しい専門用語を使う人たちだと思われがちだが、結構、簡単なアドバイスで不振企業の業績を改善してしまったりすることがよくある。例えば、「社長がトイレ掃除を率先しなさい。」「社長が誰よりも早く出社しなさい。」「挨拶はできるだけ大きな声でしなさい。」などなど。

一見すると単純なことだが、こんなことをするだけで、社長の意識が変わり、その結果、業績が大幅に改善することはよくあることなのだ。(もちろん、全く他に何もしないということではない。)

同様に、案外、単純なことが売上や利益を押し上げることがある。そのひとつが「ネーミング」だ。商品の名前ひとつで売上が全く変わってきてしまう、という話を聞いたことがある人も多いかと思うが、これも、実は経営状況を簡単に改善する方法だったりするのだ。(最近で言えば、サントリーのお茶「伊右衛門 」、少し戻れば「野菜中心蔵」とか、「スリムドカン」とか。)

なぜ、ネーミングが効果的かといえば、それはやはり「わかりやすく、印象に残りやすい」からだろう。今のような情報過多の時代には、「わかりやすさ」がないと選ばれもしないし、仮に選ばれても、「印象に残ること」がないと すぐに忘れられてしまうからだ。

そういった点で「ネーミング」は全力をあげて取り組んでもいい課題のはずなのだ。金もかからないし・・。

しかし、やはり気の利いたネーミングを考えるというのは難しい。結構センスもいるし、中には「やっちまった」という名前をつけてしまった企業もよくみかける。

で、そういう人のために簡単なアドバイスをするとすれば、最も簡単な方法が「幻の」「究極の」「伝説の」「黄金の」「〜の王様」と言った言葉をつける方法がある。例えば、鉄板焼きなら「幻の鉄板焼き」「究極の鉄板焼き」「伝説の鉄板焼き」「黄金の鉄板焼き」「鉄板焼きの王様」とつければ、それだけで結構インパクトがある。しかも、先に「究極の鉄板焼き」という名前だけ考えておいて、そこからイメージされる商品を開発する、という方法にも使える。かなり、便利な方法だ。

サービス業なら、「マスター」とか、「ドクター」をつけてみる方法がある。「WEBデザイナー」を、「WEBドクター」に変えるだけで新しい職業の出来上がりだ。また、「ファッションアドバイザー」のアドバイスよりも、「ファッションマスター」や「ファッションドクター」のアドバイスのほうが、スゴそうな気がしないか?

このように、些細なことでも、印象を変え、より世の中の人にアピールすることができるのだ。

前にも書いたが、マーケティングというとついつい難しいことを考え勝ち。でも、こんな単純なことでも業績を上げることはできる。こういった簡単な事でも着実に実行していけば、きっとバラ色の道が目の前に開かれていくことだろう。

(今日の一言)
ちなみに、このブログのタイトル「グーレト・マーケティング・マスターへの道」も、実は上のような趣旨から、つけていたりする。マーケティングコンサルタントよりも、なんとなく、マーケティング・マスターの方が立派そうな気がしません?

まあ、実物は、まだまだグーレト・マーケティング・マスターへは遠いところにいたりするんですけどね・・。
 
 

(なお、ブログでつかうならこんな感じかな?)
「幻のブログ」
「究極のブログ」
「伝説のブログ」
「黄金のブログ」
「ブログの王様」
「ブログ・ドクター」
「ブログ・マスター」

2004年 5月 17日

売り場の棚の心理学

投稿者 by d-fan at 11:20 / カテゴリ: マーケティング / 2 コメント / 1 TrackBack

(すぐに、マーケティング関係の情報から外れた事ばかりアップしてしまう・・・・ま、いいんだけど。)

人間の心理は微妙だ。些細なことで、気分は大きく変化する。雨が降ってはテンションが下がり、満月になると事故率が高くなる。ちょっと誉められると有頂天になり、些細な失敗で「ああ、なんて私は不幸なんだ!」と思い悩んでしまう。ホント、人間の心理というものは微妙で、複雑で、難しい。

マーケティングは心理学だ!、「映像の原則から学ぶ人間の心理でも多少述べたが、ビジネスにおいてもこの人間の微妙な心理は大きな問題となる。ほんの些細なこと、小さなことが後々大きな売上の差となってしまうことは決して珍しくないからだ。

例えば、スーパーなどの棚で、商品が

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のように、後ろ向けに商品が並んでいると、人はその商品に手を伸ばすことがなくなる、という原理を知っていますか?

案外、単純なことではあるが、人というのは単に商品が裏側を向いていたり、ラベルが見えなくなるだけで、その商品を手に取らなくなるのだという。

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(表なら人は手を出す。でも、裏なら手を伸ばす人が極端に減る。)

スーパーなどの店員の重要な仕事のひとつに、並んでいる商品を常に表が見えるように整える、という仕事があるが、あれはこういう理由のためにやっていることなのだ。わざと商品を裏向けに並べていく客はいないが、一度手にとって商品をじっくり見た後、戻すときに後ろ向きに返す人が必ずおり、それを放置しておくと確実に売上が減ってしまうので、店員は絶えず陳列棚をチェックして、必ず表向きになるように戻さなければならないのだそうだ。


マーケティングなどを勉強すると、ついついCRMだの、CSの向上だのとマーケティング用語ばかり詳しくなりがちだ。でも、実際の現場では、こんな些細なことが売上を左右してしまう。ごちゃごちゃとカタカナ用語使う前に、こういう当たり前だけど使える知識を学んだほうがいいのかもしれない。

人間の心理は難しい。再びそう思う今日のこの頃であります。

2004年 5月 13日

起業のアイデア

投稿者 by d-fan at 21:29 / カテゴリ: マーケティング / 0 コメント / 0 TrackBack

今、「起業」がブームだ。

このブログのトップページでも、起業関連のブログのリンクを張っているが、流行の「週末起業」もそれなら、本業の他に副業をして1万でも、2万でも稼ぎたい、と思っている人が増えているのもそれ。定年でリタイアした人が、第二の人生として始める起業やら、主婦が家事の片手間に始める起業やら、学生が勢いだけで始める起業も含めて、今、起業したい人は確実に増えている。

で、その流れに沿って、今、全国各地で起業塾のようなものも、また同様に増えているわけだが、実はそこで今、困った問題が発生しているらしい。

なんと、そこにやってくる人たちのうち、かなり多くの人が、「わたし、何を扱って起業すべきなのかわからないんです。」と発言する、というのだ!

何を扱って起業すべきなのかわからない・・。それでいいのか?という気は確かにする。本当は、これを多くの人に広めたい、とか、この技術を使って○○を成し遂げたい、という気持ちがあって起業したほうがいい、というのが事実だろう。

でも、わからないものは仕方ない。「とにかく起業したい」とか、「少しでも収入を多くしたい」という気持ちが先にあって、それをきっかけに始めたとしても、それそれで全然ありかもしれないし、目くじらを立てることではないのかもしれない。

で、それなら、この際、起業する際のアイデアの出し方を、少し考えてみることにしました。多少は参考になる人もいるかもしれないですが、ま、私個人の思いつきレベルのたわごとと思って聞いてやってください。

一般に、起業する際に最も成功率が高い方法は?といわれれば、それは「自分が関係した分野と同じ分野で起業することだ。」と昔からいわれている。

例えば、飲食業界で働いていた人は、飲食業で起業することがもっとも確実に成功する可能性が高い、ということだ。

確かに、すでにその業界の仕組みや用語を知っていて、しかも、その業界の抱える問題点を解決するアイデアをもって起業すれば、全くその業界のことを知らない人よりは有利に立てるだろう。明らかに、無駄な遠回りをしなくても済むし、人脈や経験がある分、スムーズにことも運べる。

しかし、当然のことながら、全く別の分野で起業したい、と思っている人にはこの考え方は、使えない。必ずしも、同じ分野で働きたい人ばかりでもないし、石炭業界などの斜陽産業や重厚長大産業に勤めていた人などには、あまり使えそうにない考え方でもあるだからだ。

では、次にどうすればいいのか?と問われたとき、よく言われるのが「好きなことで起業しよう!」という考え方。

自分が好きなことなら、夢中になることもできるし、詳しい知識を持つことが容易でもある。現代のように、お客さんの方が商品のことについて詳しいことも多い時代には、単に「商品を右から左に動かすだけでよい」なんて考えでは通用しないので、その分野について詳しい専門知識を持つことが容易な「自分の好きなことで起業する」という考え方は、結構、みんなが納得できる考え方だといえるだろう。私も、コレでいけるのならそれに越したことはないと思う。

ところが、実はこの考え方にも落とし穴があるのだ。たとえば、いくら自分が好きでも、対象としている市場が小さ過ぎる、という場合や、趣味でやっているうちは好きだったけれど、仕事になった途端に苦痛になるという場合がある。自分の好きなことというのは、たいていの場合、自分にとってはものすごく価値があることだけど、他人にとっては結構どうでも良いことである場合が多い。また、ついつい近視眼的になって、お客さんのことなど考えずに、ついついわが道を追求しすぎて、暴走してしまったりもすることもある。

そもそも、自分では「嫌いだ。ぜったいやりたくない」と思っていたことが、やってみると一年もしないうちに「これは天職だ」と思うこともあれば、「これこそ私向きの仕事だ」と思っていたことが、いざやってみると実はぜんぜん好きでもなんでもなかった、という場合もあるので、必ずしも自分の好きなことで起業することが良い、ともいえないのだ。

 
では、いったいどうすればいいのか?

 
そこで最近、私が「これは」と思う方法が、「自分の欠点を元に考える起業」という方法だ。これは、案外使える方法なのではないかと思う。

例えば、まず始めに自分の欠点を挙げる。私の場合なら、

・悪筆だ
・話上手ではない
・背はあまり高くない。
・アトピー体質だ

などなど。うーん、欠点ばかりだ。鬱になりそう・・・。ま、いいけど。

で、これに対する解決策を考える。

・悪筆だ         →より簡単に悪筆を直せる強制器具?
・話上手ではない    →これまでの話し方教室を越える新しいタイプの話し方トレーニング
・背はあまり高くない。  →成長ホルモンの分泌を促す注射・サプリメント?
・アトピー体質だ     →体質改善ができる食事を出すレストラン


まあ、こういった感じで自分の欠点を挙げてはその解決策を考えてく。すると、そのうち、これは!というアイデアが出てくるものなのだ。悩んでいる人が1人いれば、同じことで悩んでいる人が世の中には1000人はいる、といわれているから、この方法によって起業すれば、自分の悩みも解決できるし、他人の悩みも解決できて喜ばれるし、しかもお金がもらえることになる。これは素晴らしいことではないだろうか?下手に「好きなことで起業!」という考え方を実践するよりは、より具体的効果を期待できるような気がします。
 

最初にも言ったように起業したい人は増えている。終身雇用も崩れ、いきなりリストラされることも珍しくなくなった以上、今後も副業程度の起業を含めて、起業したい人は増えていくだろう。

そんな時、自分がどんなアイデアで起業していくのか困ったら、上のような方法でアイデアを出してみてはいかがだろうか?こうやって出てきたアイデアを実践していけば、きっと他にはないアイデア、自分が進んでいく道、が見えてくるだろう。

さて、あなたが起業するとしたら、いったいどんな方法でアイデアを考えますか?いろいろあるだろうけど、上の意見なんかも参考にしてトライしてみてください。

(今日の一言)
久しぶりにビジネス系のことを書こうとしたら、筆、というかキーボードが全然進まなかった。ネタ系のことばっかり書いてるからか?くそー、精進せねば・・・。

情報起業家かつ社会起業家のように行動する人たちに注目
All About Japan の起業・独立開業
華子さんの起業物語

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2004年 5月 09日

京都ビジネスが人気

投稿者 by d-fan at 14:53 / カテゴリ: マーケティング / 0 コメント / 0 TrackBack

今、京都ビジネスが人気なのだそうだ。

京都ビジネス。ま、わかりやすく言えば、商品名に「京都」を入れたり、京都の伝統文化を取り入れた商品を販売したりするビジネスのことだ。

私は、しばらくの間、京都市に住んでいたために(生まれも育ちも京都府だし)、「京都」ブランドのありがたみを感じることは正直あまりない。だが、やっぱり、他の地域の人にとっては、「京都」という言葉には、何かしら心惹かれるものを感じる人が多いようだ。G・Wの観光地の検索でも1位のキーワードは「京都」だったし、最近の「和」ブームも手伝って、京都を感じさせる商品は百貨店などでも売り上げ好調だということだ。

いや、なんともイメージの力というか、ブランドの力というものは、恐ろしい・・・。

はっきり言って、京都は盆地ということもあって、決して気候的にすみやすいところとは言えない。しかも、京都市の市長はMKタクシーがバスを走らせようとしたら「規制緩和悪用の典型」と批判してしまうところだ。(ちなみに、京都は政令指定都市の中でもっとも公共交通機関の料金が高いらしい。しかも、僕が高校生の頃、つまり10年以上前から、バスの運転手の対応が悪いと批判が殺到していたり、赤字が大きすぎると問題が新聞によく取り上げられていたけど、今も全然改善していない。)

それでも、多くの人を惹きつけてしまう「京都」の力。大学が、「京都」を大学名につけたらいきなり志願者数が前年の3倍になってしまった、なんて話もある。案外身近なところでも、この京都パワーを使ってみるのはいいかもしれない。

たとえば、「京都ブログ」なんてブログを作ってみたらどうだろうか?京都のいろいろな場所や秘話を紹介していくブログだ。「グレート・マーケティング・マスターへの道」というこのブログなんかよりも、全然人気のブログになりそうな気がする。

まあ、いろいろと応用はありそうだが、「京都」ブランドの力はすごい、という情報は抑えていておいて損はないだろう。

2004年 4月 16日

あなたの知らない法則

投稿者 by d-fan at 17:39 / カテゴリ: マーケティング / 0 コメント / 0 TrackBack

世の中には実にいろいろな法則がある。今回は、そんな法則をいくつか紹介してみることにしよう。


このブログのメインテーマ(であるはず・・・)のマーケティングの世界の法則。

・アイドマ(AIDMA)の法則
「人は、Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)の順に消費行動を行う」という法則

・パソナ(PASONA)の法則
「対象顧客が抱えている問題点(プロブレム・P)を明確化し、その問題点をさらにあぶり立て(アジテーション・A)、問題の解決策(ソリューション・SO)を対象や条件を絞り込んだ(narrow down・N)上で提示すれば、顧客のアクション(A)を引き出せる。」という法則

・ランチェスターの法則
「武器の性能が同じであれば、必ず兵力数の多い方が勝つ。」 よって、
「弱者は(1)ニッチで(2)ライバルのいない(少ない)分野を、(3)手の内を読まれないようにしながら、(4)重点的に、かつ(5)接近戦で戦え。」という法則

・パレートの法則(別名2:8の法則)
「全顧客の20%が全体売上の80%を占める」
「100人の人がいれば、そのうちよく働くのは20%だけ」という法則。

・1:5の法則
「新規顧客に販売するコストは既存顧客に販売するコストの5倍かかる」という法則

・5:25の法則
「顧客離れを5%改善すれば、利益が最低でも25%改善される」という法則

・ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)
「1件の大きな失敗の下には、29件の中くらいのミスがあり、さらにその下に300件小さなミスが存在している」という法則

パーキンソンの法則
「人がいることが新たな仕事を生み、管理組織が限りなく肥大化する」という法則。実際の仕事の量や、仕事の難しさとは何の関係もなく、役人の数は増え続ける、ということから提唱された法則。


最近個人的に思う法則

・ユニクロの法則
「ユニクロの店にやって来る人のうち、7割はユニクロの服を着て来店している」という法則。結構あたっていると思いますが・・。

・日本の100人の法則
「雑誌などでよくある『日本の将来を背負っていく100人』などの企画に取り上げられた100人のうち少なくとも20人は5年後には消えている」という法則

・サッカー選手、うまい選手はくせ毛の法則
「中田・中村・小野といったテクニックのある選手はみんなくせ毛だ、という法則。中田はくせ毛がいやで、いつも短くしているらしい。柳沢が持っている才能のわりにいまいち活躍しないのは、直毛のせい?」

・黄金の法則の法則
「なんでもかんでも、『黄金の法則』とか『黄金のセオリー』とつけておくともっともらしく見える」という法則
(例・心理学マーケティング黄金の法則、合コンで彼女をゲットするための黄金のセオリー)


日本で一番有名な法則

・フレミング両手の法則

2004年 4月 08日

マーケティングは心理学だ!

投稿者 by d-fan at 08:50 / カテゴリ: マーケティング / 2 コメント / 0 TrackBack

超心理マーケティング!―デフレ時代の逆風でも必ず勝てる モノが売れない時代に勝つ!
鈴木 博毅 (著)
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商品を売りたい。もし、そう考えたとき、最も重要なことは何か?

商品力?値段?立地?広告?アフターフォロー?

まあ、これに関しては、人それぞれ、違う考えがあるだろう。ただ、私は最近、密かにこう思う。もっとも重要なことは「心理学」ではないか、と。

ご存知のように、今、日本はとーっても不況だ。リストラ、倒産、失業率の増加、年間3万人を超える自殺者、と新聞・テレビからは暗くなる話ばかりが聞こえてくる。おそらく多くの人が、先の見えない不透明な状況の中で、なんだか悶々とした閉塞感を感じているんじゃあないだろうか?。(ま、最近でこそ、少しだけ株価が上がったり、デジタル家電が売れたりして、良くなりつつあるみたいだけど。)

こんな状況のなか、お店や企業は思いっきり売上不振に陥っている。いや、むしろ売上が下がるぐらいならまだましな方で、倒産する企業も珍しくない状況となっている。かなり多くの企業が売れない・儲からないという平成不況の中で必死にもがいている、といっても過言ではないだろう。それぐらい今の状況は、企業にとって苦しい環境であるといってもいい。


「いったいどうしてこんなに売れない状況が出来てしまったか?」
こんな質問をすれば、きっと多くの方は次のように答える方が多いのではないだろうか?

いわく、
「デフレで、商品の値段が上がらないために、みんなが買い急がなくなったことが、モノが売れない原因だ。」
「小売店の数が多すぎて、競争がますます激化しているから、売上が伸び悩んでいるのだ。」
「中国の台頭で、日本の競争力が失われたことが今の不況の原因だ。」
「日本政府や地方公共団体が700兆近い借金を背負って公共事業ができなくなってきたからだ。」

まあ、人それぞれ言うことはバラバラですが、だいたいこういったことが理由にあがってくるだろう。もちろん、こういったことが現在の不況の原因を形作っている一因であることは確かなので、何も考えずに聞いていれば、思わず納得はしてしまいます。

しかし!

本当のところ、多くの企業が売上を伸ばせない最も大きな理由はこういったものとはもっともっと別の部分にあるのではないだろうか?みんながうすうす気が付きながらも、手を打てないでいる理由が。そのために多くのお店や企業が「売れない・儲からない」といっているといってもいいと思うのだが・・。

では、いったいその理由は何かといえば、ズバリ、それは・・


それは・・・


「みんなが物を欲しいと思わなくなったこと。」

そう。こんなシンプルで当たり前のことこそが、実は今、多くの企業の売上が伸び悩んでいる最も大きな原因であるような気がする。


何でも、いま、アンケートを実施して、「あなたは今欲しいものがありますか?」という質問をすると、「特にない。」という答えがぶっちぎりで一番になるんだそうだ。しかも、それに続いて、「癒し」だの、「愛」だの、「時間」だの、「生きがい」だのと、形のないものばかりが上位にあがってくるんだそうで、要するに、現代日本人の多くは、あまり強い物欲を持っていないということを示しているわけ。

一方で、同じ質問を経済発展著しい中国人の方たちにすると、「携帯電話」「マンション」「大型ディスプレイテレビ」などとモノの名前が次々に挙がるらしい。つまり、高度経済成長期の日本人が「車」や「クーラー」などを欲しいと答えていたようように、彼らはいま物欲を満たすことが幸せになっているわけだね。

当然、この「気持ち」の部分でこれだけ差があっては、今の日本でお店の売上が下がるのも仕方がないことだといえるだろう。つまり、多くの人が「欲しい」という感情を持っていないのだから、モノが売れないのも当然なのだ。

だから、本気で「売上を増やしたい」と思っていたり、「商品を販売したい」と思っているのならば、まずはお客さんとなる人に「欲しい」という感情を持ってもらえるような工夫が必要になるのではないだろうか?相手が「欲しい」「手に入れたい」という感情を持ってはじめて、売り手は商品の販売といったことにつなげることができるのだ、と思う。

イトーヨーカ堂の経営者、鈴木敏文氏は「現代の商売に必要なのは経済学ではなく、心理学だ!」といっています。消費税が5%に上がったとき、イトーヨーカ堂はすかさず、「消費税還元セール」を行って大成功を収めたが、これは、消費税が上がってみんなの気分が盛り下がっていた時期にタイミングよく行われたことが、多くの人の気分を盛り上げて消費につながった典型的な例であり、まさに心理学の世界だ。

100円ショップのダイソー。不況の中で売上絶好調の企業。マスメディアでは一個100円という価格がデフレ経済下にマッチしたために成功した、といわれていることが多いが、ここの社長さんは「あくまでウチが成功したのは、価格ではなく『主婦のゲームセンター』といわれるように『選ぶ楽しみ』をできるだけ提供しつづけたことにある」といった趣旨の発言をしており、ここでも重要なのは「選ぶ楽しみ」という心の部分に着目した戦略の存在だといっていい。

関東で有名なディスカウントストア「ドンキホーテ」。ここも深夜時間帯のマーケットを開拓したことが成功の要因などと語られることが多いのですが、実際には圧縮陳列と呼ばれる商品の見せ方や、現場に大幅な権限委譲をすることで実現した「感性」重視の品揃えが本当の成功の要因だったことはよく知られている。

そのほか、本屋に行けば、
神田 昌典「エモーショナル・マーケティング」
小阪 裕司「ワクワク系マーケティング」
藤村 正宏「エクスペリエンス・マーケティング」
といった具合に、いろいろなマーケティング方法を説明する本が売っているが、どれも結局のところ、「人の心」にどうすれば訴えられるのか?という話について、解説している。

そう!つまり、「心理学」「人の心」に着目した上で、戦略を立てることは現在、そして将来において、やっぱり殊のほか重要であるのだ!


今後、インターネットで商品を販売するのであれ、実際のお店で商品を販売したりサービスを提供するのであれ、戦略構築の段階で「人の心」の部分を考慮に入れていなければ、間違いなくコストだけはかかったけれど成果にはつながらないなんてことになるだろう。逆に、人の心をどうやれば捉えられるのか、をよく考えた上で、仕組みを作っておけば、かなり楽になることは間違いないだろう。

ならば、「心理学」を多少なりとも勉強して、マーケティング活動に生かしてみることが重要なのではないだろうか?そして、心理学を使ったマーケティング、人の心に訴えかけるマーケティング、そう、「心理学マーケティング」を学ぶことがその第一歩になるのではないだろうか?


ふとそんなことを思ったりする今日この頃です。



(今日の一言。というか1シーン)
「みーんな、プーマのスポーツシューズ買ってもらってるんだから。」
「みんなってだれェ?」
「かこちゃんだべ、めぐちゃんだべ。それからやっちゃんにのんちゃん。」
「ほーれ、たった4人でねぇーかぁ。」

                         by   おもいでぽろぽろ

2004年 4月 06日

マーケティングとは

投稿者 by d-fan at 09:27 / カテゴリ: マーケティング / 0 コメント / 0 TrackBack

マーケティングとはMarket+ing、つまり市場を作り出す行為すべてのことを言う。

一般にマーケティングといえば、市場調査や広告戦略のことをさしているように思われているが、実際にはもっと範囲が広く、商品開発からアフターフォローまでを含めたすべての行為を指している。

日本では事実上、このマーケティングはないも同然の状態が続いていた。そんなものなくても、右肩上がりの成長が続いていたし、大企業の下請けや役所が行う公共事業やらを行っていれば充分に生きていけた。マーケティングなんて言葉を使うのは、広告代理店とコンサルティングの会社だけだったといっても過言ではなかった。

しかし、これからは違うだろう。経済は成熟化し、物は溢れ、下請けなどしていたら苦しくなる一方だということがわかってきた。開発に従事していた人も、営業に回されたりすることも珍しくない時代となりつつある。

今こそ、本当のマーケティングが必要なのではないだろうか?このブログノ中でもちょいちょいと、この辺の話を触れていきたいと思う今日のこの頃なのであった。