Internet watch風ブログ

2004年 6月 04日

ついでに、ツキまくってみました。

投稿者 by d-fan at 09:03 / カテゴリ: BOOK / 0 コメント / 0 TrackBack

変な人の書いたツイてる話斎藤一人の絶対成功する千回の法則

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また、例によって関係のない話ばかり書いてますねえ。思いついたことをMovableTypeのエントリーに下書きの状態で次々に登録しておくため、今日はこの記事とこの記事、といった感じでアップしていくと、どーしても話があっちこっち飛んでしまいます。しかも、書いている途中やネット徘徊中にも思いついたことを書いたり登録したりしていくので、やはりこのブログはどーしても一貫性がなくなってしまいます。問題アリですね〜。

昨日は、「営業マンは断ることを覚えなさい 」と、「たった1日で800万!楽して儲かる驚異のFAXDM 」のメルマガバックナンバーを片っ端から読んでいると、夜中になってしまいました。いろいろとタメになりました。そして、気絶しそうでした(多分、内容のせいではなく、眠いのに無理して読んでいたから。)とにかく、この二つのメルマガの話は精神的に非常に儲かりました。儲かった、儲かった、気絶するほど儲かったぜ!ということにしておきまます。そんな感じで夜露死苦!

 
で、話が例によって、アチコチ飛んでいますが、儲かった、儲かったで思い出したので、今日は「斉藤一人」氏の本をとりあげておくことにします。

ご存知の通り、斉藤一人氏といえば、長者番付の常連。銀座まるかんの創業者です。

彼は、「人間の魅力」の重要性を常に説いています。そのために、「ツイてる」「幸せだな」「豊かだな」「やってやれないことはない、やらずにできるわけがない」といったプラスの言葉を常に口にすることを勧めています。

ある意味、宗教です。そのため、一部の人からけなされることが多いのも事実です。わたしも、彼の言っていること全てがすべて正しいとは思いませんが、「人が人を批判する理由」でも述べたとおり、ある意味、批判する人は批判されている側よりもむしろ、自分自身に問題を抱えている場合も多いのが事実です。だから、この場合、素直に斉藤氏のプラス思考は見習ってよいかと思っています。

はっきりいって、私は打たれ弱いほうです。まあ、私以外の多くの現代人も多かれ少なかれ、そういう傾向があると思いますが、どーしても傷つきやすいと気分が落ち込み、ますます自分を悪くする方向に持っていきがちです。

でも、「ツイてるなあ」とか、「うれしいなあ」「楽しいなあ」といったプラスの言葉を口にしていれば、ある程度、気力が戻ってきます。やはり、ひたすら他人をけなしたり、勝手に悩んで落ち込んでいくよりは、こっちの方がましであることは確かでしょう。だから、積極的にこういった言葉は口に出していったほうがよいと思います。

今は、人が精神的な病に陥りやすい時代でもあります。小学生が、ホームページへの書き込みに腹を立てて殺人をしてしまう時代であり、中学生が小学生にいたずらをしたあげく屋上から突き落としてしまったり、母親に怒られたくないばっかりに斧で母親を殺そうとしたりする時代であり、警察官に過積載をとがめられたトラックの運転手が、それを恨んで警察署にそのトラックで突っ込むということをしてしまう時代でもあります。

そんな時代だからこそ、やはり、プラス思考や思わずニッコリとしてまうようなユーモアのセンスが必要になってくるのです。

「ツイてる」でも、「儲かった」でもはっきり言って何でもいいですが、プラス思考をしていくようにしましょう。というか、していきたいです。それが、こんな時代で自分を維持していく重要な方法となるのではないでしょうか?


・・・・・・うーん。・・なんか、文章がまとまっていないような・・・ま、いいか(勝手なプラス思考)。


(今日の一言)
例によって話が飛びますが、斉藤一人氏で思い出したので、長者番付について一言。

あの制度、もともとは税金を納める人を表彰するための制度ではなく、きちんと税を収めていない疑いのある人を密告させるために作られた制度です。でも、いまや、あれを見て密告する人などほとんどいません。

これだけプライバシーの問題や、個人情報保護が言われている時代に、住所から何から一方的に公表している制度が普通に存続していていいのでしょうか?あの制度のせいで、誘拐や強盗の標的にされた人もいるのに、マスメディアの人間は相変わらず覗き趣味だけでとりあげているけど、それでいいのでしょうか?

なんか、年金制度といい、この制度といい、日本で行われていることは歪んでいるような・・・そんな気がします。

まあ、結局、中居君に学ぶ「長者番付に載らない方法」みたいなもので自衛するしかないのかもしれませんけどね。

 
(今日の一言2)
それでは気分を一新して、皆さんもご一緒に「ツイてる」を復唱してみましょう!

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ツイテるぜェ!


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ツイテるぜェ!


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ツキ、ツキ、ツキ、ツキまくりだずぅえエエエイ!



 

 


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・・・ただ、あまりにツキすぎると、たまに「悟り」を開くことがあります。

2004年 6月 01日

儲かるを1000回唱える

投稿者 by d-fan at 10:40 / カテゴリ: BOOK / 0 コメント / 0 TrackBack

気絶するほど儲かる絶対法則
石原 明 (著)
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作者はメールマガジン「営業マンは断ることを覚えなさい」でも有名な経営コンサルタントの石原さん。さすがに人気のコンサルタントが書いた本なだけに、読みやすい上、役に立つ知識がたくさん書かれていた。

 
はっきりいってこの本はスゴイ。

 
何がスゴイかって、タイトルがスゴイ。なにせ「気絶するほど儲かる」ですからねえ。

気絶する・・・・・・人間、そうそう気絶することはないですから、この本がどれだけすごいかは説明するまでもないでしょう。気絶するんですよ?ボブサップのパンチ並に威力があるってことでしょう。もうね、気絶しなかったら、作者さんを暗殺しようかと・・・

・・・とそう思いながら、読んでいったらこの本のタイトルが「気絶するほど儲かる絶対法則」とついた理由が中に書いてありました。

早い話が「儲かる」という言葉を常日頃から口に出していれば、意識が変わって本当に儲かりだすのだ!ということが、このタイトルがついた理由だったわけですね。

しかも、単に「儲かる」とだけを口に出していうのだけではなく、「たくさん儲かる」「わくわくするほど儲かる」「われを忘れるほど儲かる」「気絶するほど儲かる」「心臓が止まりそうなほど儲かる」「世界中があっと驚くほど儲かる」「気が狂うほど儲かる」といった具合に、形容詞をつけて言えば、ますます意識が変わって儲かりだすのだ、ということだったようです。

・・・なるほど。確かにそういうことはあります。

人間、自分の考えていることは現実になります。いわゆる「思考は現実を創造する」というやつです。「お金なんか儲かるはずはない。」「ルックスが良くて、性格も良い恋人なんか自分にできるはずがない。」と思っている人よりも、「やり方しだいで、絶対年収1億円は達成できるはずだ。」「必ず、私にはルックスが良くて、性格も良い恋人ができるはずだ。というか、見つけてみせる。」と思っている人のほうが、長い目で見て成功する可能性は高い、というのは事実です。

どんな起業家も事業を開始するに当っては、「絶対に自分ならできる」と根拠がなくても思っているものだし、この意識の差はやはり大きいでしょう。「できるはずがない。」「私は庶民だ」「凡人だ」「サラリーマンだ」「主婦だ」「お金がない」「経験がない」「今は、不況で上手くいくはずがない」などと、ついつい、世の中の人は言い訳ばかりをしながら、「できない」と思い込もうとしている人が多いが、それではできるはずはないのも当然なのだ。まずは、意識を変えること。それだけで成功への道が近くるのも事実でしょう。

・・・おや?この話、どこかで聞いたことがあるなあ、と思っていたら、「俺と100冊の成功本」さんのブログをきっかけにブログ界に「ツイてる」旋風を巻き起こした斉藤一人さんと同じ話ではないですか!毎年、長者番付上位に登場する彼も「ツイてる」を毎日唱えることで、物事が上手く回りだす、という話をしていたが、この話もそれとよく似ている。結局、何をするにも人の意識が重要だ、ということなんですねえ。

というわけで、「グレート・マーケティング・マスター」への道を目指す私としては、今日から、「儲かる」を折に触れ、唱えてみることにします。きっと、数ヵ月後にはいろんな意味で「儲かっている」ことでしょう。とりあえず、今日は、「儲かる」を口にしていると、儲かりだすということがわかっただけでも、儲かりました。

さあ、それでは、あなたも「儲かる」を一緒に唱えてみましょう!

(今日の一言)
「儲かる」を口に出すのが結構抵抗がある、というあなたは、ジョジョの奇妙な冒険に出てくる「DIO」風に「儲かる」を口に出して言ってみてはいかがでしょうか?

 
ウリィィィィィィィィィィィッッッッッッッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

貧弱、貧弱ゥゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜!!

儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲儲ゥ〜〜!!

バシャールでごしゃーる

投稿者 by d-fan at 09:48 / カテゴリ: BOOK / 0 コメント / 0 TrackBack

バシャール

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個人的な通称、バシャバシャ。いわゆる「スピリチュアル系」「精神世界系」の人たちのバイブルとなっている本。人間性を高めたい人にはオススメだ。

今、世の中には引きこもりになる人が100万人とか、200万いると言われている。加えて、自殺者が毎年3万人、鬱症状で悩んでいる人もものすごい数いるといわれている。本人はもちろん、家族にとっても大きな悩みや苦しみを生み出している現代の病気の一つといえるだろう。
 
 
引きこもりになってしまう人にはいろいろなタイプがいる。中でも多いのは、自分自身に自信が持てないタイプの人のようだ。

引きこもってしまう人たちは、自分はまだぜんぜんダメな存在で、社会に出るためにはもっとスゴイ人間になる必要があると、心の中で思っている。しかし、本当は、人は考えているだけではダメで、実際に世の中に出て人と会ったり、問題をひとつひとつクリアしていくことで初めて成長するわけだから、とにかく外に出に出ないことにはいつまでたっても、その人のレベルは上がらない。

引きこもる人は、自分のレベルがもっとあがらないと外に出ることができないと思っているのに、実際に自分のレベルを上げるためには外にでなくてはならない。このギャップが、世の中に引き込もりの人を増やしている原因となっているわけだ。これでは、いつまでたっても問題は解決しない。

この本は、そういう人たちに「無理に自分を高める必要はない。君は今のままの自分で全然OKなんだよ。」ということを言っている(最後まで読んでないが、だいたいそーゆーことが書いてある。)。

実際問題、「ああ、何しても人間生きていけるんだ。」と思っていれば、結構人は自由に動けるものだ。でも、逆に「就職できなかったらどうしよう。」「仕事で怒られたらどうしよう。」と不安や悩みばかりに捉われているときには、人はなかなか腰が重くなってしまうものだ。

自分に欠点があるように思えても、それをただ思い悩むのではなく、「こんな欠点も含めて、自分の個性だ。」と開き直れるぐらいに自分自身を認めること。それが、問題の解決につながる、とこの本は言っているようだ。
 
 
 
・・・ただ、私の兄はこの本をはじめ、「ラムサ」だ「ソース」だと、この手の本を読みまくっているのですが、どーも精神状態や行動が良くなっているようには見えません。どーも「ありのままの自分でOKなんだよ。」というフレーズを「周りに迷惑がかかろうと、好き勝手にやってよい。」と解釈したのか、それとももともと自己チューな性格なために、本の内容を自分の都合の良いように解釈したのかが、その原因かと思われます。

つまり、「ありのままの自分で良い」「自分に自信を持ちなさい。」という言葉は、自分に自信を持っている人や、自分自身を認めている人にしか意味がない、ということのようで・・・。

難しい。非常に難しいです。

(今日の一言)
速く動こうと思うな。速く動けると知れ。        by  マトリックス

特別な人間になろうと思うな。特別な人間であると知れ。  by マトリックス改造バージョン

ナンバー1にならなくてもいい。もともと特別なオンリー1。   by  世界にひとつだけの花

2004年 5月 24日

100億稼ぐ男が教える年収1000万越えの仕事術

投稿者 by d-fan at 16:05 / カテゴリ: BOOK / 0 コメント / 0 TrackBack

本屋で

サラリーマンなんか今すぐやめなさい
堀 紘一 (著) 
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という本を見かけた。新刊らしい。まあ、よくある「現状のまま安穏としているな!」ということを、「辞めてしまえ!」という過激な表現で言ってみた本のようだ。でも、つい最近、

会社にいながら年収3000万を実現する―「10万円起業」で金持ちになる方法
和田 秀樹 (著)
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という本を読んでいたので、ちょっと違和感を感じた。だって、どちらの本も「現状のまま安穏としているな!」とは言っているのだが、一方は「辞めろ!」で、一方は「会社にはしがみつけ。絶対辞めるな。」ですからねー。個人的には後者のほうの意見のほうに賛成です。しかし、実にいろいろと人それぞれの言い方があるんだなあ、と思いました。


しかし、とにかく世の中には「年収」とつく名の本が多い。ちょっとアマゾンで調べただけでも、

(年収100万円)
年収100万円でも大丈夫!楽しく元気に暮らす!! 横田 濱夫 (著), 丸山 晴美 (著);
週末ビジネス起業術―会社にいながら年収100万円アップ!   週末ビジネス塾


(年収300万円)
年収300万円時代を生き抜く経済学 森永 卓郎 (著)
続・年収300万円時代を生き抜く経済学 実践編!  森永 卓郎 (著)


(年収1000万円前後)
年収900万円!!ラクラク儲けるインターネット通販―だれでも毎日が給料日 岩上 誠, 遠藤 義昭
1人ビジネスであなたも年収1000万円稼げる!  西田 光弘 (著)
「社労士」になって独立・開業―わずか2年で年収1千万円を稼ぐ!   斎藤 隆浩 (著)
行政書士で笑いがとまらない開業ノウハウ―ゼロからスタートして年収1000万円稼ぐ本 長江 博仁 (著)
小心者の私ができた年収1,200万円獲得法 木戸 一敏 (著)


(年収3000万円)
金持学(かねもちがく)―年収3000万円以上をめざすアナタのための成功哲学  関口 房朗 (著)
こんなにオイシイ!フーゾク起業―年収3000万!1人ビジネスの裏ワザ  月草 志郎 (著)


(その他)
MBAを取って、年収2倍を目指せ!―得するMBA、損するMBA  小松 哲史 (著)
稼げる人稼げない人―ヘッドハンターと日本を代表する22人の上級ビジネスマンが明かす年収を8ケタにするチェックポイント  古田 英明 (編集), 縄文アソシエイツ (編集);

と、いった具合にきりがないほど出てくる。世の中の人がいかに「年収を増やす」ことに興味があるのか価がわかるというものだ。しかも、どうも見ていると、年収1000万円が多くの人にとって憧れであり、現実的な目標であることもわかる。うーむ、なるほど・・・。

業界別平均年収一覧


そうそう、最初に紹介した堀 紘一くんの本のすぐそばに、ライブドア社長の
100億稼ぐ仕事術
堀江 貴文 (著)

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という本もあった。でも、この流れから考えると、「100億」というタイトルはインパクトはあるけれど、多くの人にとっては現実感が伴わない数字なので、ちょっと失敗だと思う。

「100億稼ぐ男が教える年収1000万越えの仕事術」とか、
「100億稼ぐ男が教える年収300万円時代のサバイバル技術」
みたいなタイトルにしとけば、もっと多くの人に売れたのではないだろうか。続編を書くならこんなタイプの本だろう・・・・・・・などとふと思ったりもした。

(インタビュー)
・堀紘一氏のインタビュー
・和田秀樹氏のインタビュー
・堀江貴文氏のインタビュー


(関連記事)
起業のアイデア

(今日の一言)
「夢」は持つこと自体に意味がある。
実現するかどうかを決めるのは「目標」設定の部分である

2004年 4月 21日

二重帳簿がいるなあ

投稿者 by d-fan at 10:25 / カテゴリ: BOOK / 0 コメント / 0 TrackBack

会社にお金が残らない本当の理由
岡本 吏郎 (著)
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・パソコンは税法上、4年とか5年とかで償却することになっているが、実際には1年で使えなくなることも多い。つまり、経理上の数字と実際の数字は違うことが多いということだから、その点を気をつけなければならない。

・社長の給料は、従業員の給料と違って、節税のために別の口座にいったん移したようなものなので、全部使っていい、というものではない。特に、中小・零細企業の社長はその点を気をつけること。

・アメリカではこういった点から、税務署に提出する財務諸表と、仕事で実際に使う財務諸表の2つの財務諸表を作っている場合が多い。日本では、そういうことをしている会社はほとんどない。

この本では、こういった内容を紹介しながら、会社にお金が残らない理由を説明している。


実は、ここしばらく、仕事で経理のソフトをこつこつと作っています。一般に売られている経理ソフトでは出力できない、会社独自の内容を表示できるような経理ソフトを作ってくれ、というケッタイな要望に添うために、ここ2週間ばかり苦労しているんですが、どうもこの本を読んで以来、2重帳簿がつけられる機能が必要な気がしてきました。

なにせ、税務署に提出するような財務諸表と、現実を把握するために必要な財務諸表は別物だ、ちゅー話なんですから・・。


でも、本当に作るとなると、けっこう面倒くさそう。多分、実際にはつくらないだろうなあ。あったら便利なんだろうけど。

ああ、だれか、代わりに作ってくれないかしら。2重帳簿機能がある経理ソフト。きっと、受けると思いますよ。まあ、ネット上のどこかにすでにあるかもしれないから、ちょっと調べてみますけど・・。

2004年 4月 18日

浜崎あゆみ、柴崎コウに似てる人

投稿者 by d-fan at 23:50 / カテゴリ: BOOK / 0 コメント / 0 TrackBack

新世代ビジネス、知っておきたい四賢人版マーケティングの心得
成毛 真 (著)
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この本の作者は、というかインタビュアーは、元マイクロソフト社長で、現インスパイア社長の、成毛ちゃん(なれなれしい)。

成毛ちゃんといえば、対談などで、「マイクロソフト社長時代にITはもうダメだと思った」などと、ぶっちゃけトークをかます傑物であるが、そんな彼が、軍事の専門家、製造業の専門家、心理学の専門家、元通産省官僚と、マーケティングやビジネス、ものの考え方について、あれこれ語っている内容の本なだけに、非常に面白く、タメになりました。

(成毛眞氏関連の記事)
企業再生について
成毛 眞 氏 講演録(PDF)
リーダーの軌跡(PDF)
成毛眞のIT指南
ITイノベーション−技術革新としてのITのインパクト
株式会社インスパイア訪問


中でも、個人的に、もっとも「へぇ〜」と思ったのは、心理学の専門家で、事業家でもある和田秀樹氏の話。


なんでも、和田氏によると、世の中には、大きく分けて「鬱病型人間」と「分裂病(今は統合失調症?)型人間」の2種類の人間がいるのだそうだ。


鬱病型人間の特徴
・がんばってダメなら自分を責める(自分が主体)
・親分・子分の関係など、濃い人間関係が好き
・論理的・現実的
・堅固なアイデンティティ
・身につけた価値観にこだわる
・首尾一貫・過去にこだわる
・論理や情で説得されると弱い
・経済成長著しい国に多い。日本では団塊の世代の人など。


分裂病型人間の特徴
・ダメだったら運が悪いだけ(他者・周囲が主体)
・不特定他者への同調
・広く浅くの付き合い
・魔術的・被害的
・自分がない
・みんながいいというものがいい
・周囲との同調
・過去との不連続
・カリスマがいうことは信じる
・経済が発展していない国・または成熟化してしまった国に多い特徴。若者世代に多い。

たとえば、すっかりお昼の顔となったみのもんた氏は、「お嬢さん、お嬢さん」といって「情」の部分に訴えかけながら、「赤ワインにはね、ポリフェノールという物質が入っていて健康にとってもいいんです。」といって理屈の部分でも攻めているから、鬱病型人間の多い世代である年配の奥様方の人気を集めているのだそうだ。そして、テレビに出ている有名人でもあり、しかも、うつ分裂病型人間がみんないい、というから分裂病型人間が多い若者世代にも受けているのだそうだ。


なるほど・・・。そうだったのか・・。

この話を聞いて、ようやく最近感じていた疑問が少し解けました。

実は最近、女子高生生などが「目がパッチリしているから、あの人は綺麗だ」「鼻筋が通っているから、あの子は綺麗だ。」という言い方をせず、「あの人は綺麗だ。だって、浜崎あゆみに似ているんだもん。」とか「目が柴咲コウにそっくりだから、あの子は綺麗だ」という言い方をするのが非常に気になっていたのです。いったいどうして、彼女たちは、自分の価値観ではなく、「有名人のそっくりさんが一番綺麗」みたいな言い方をするのだろうか、と。お前たちは、人が良いといえば何でも受け入れてしまうのか、と少し馬鹿にしていました。

しかし、彼女たちは決して馬鹿なのではなく、分裂病型人間の特徴である「自分の中に明確な基準がない」「他人のいいというものが良い」に属する人間だから、「他の人がいいといっている有名人」に似ている人が良いという答え方をしていたわけですね。単なる傾向であり、そういう時代に育っただけのことだったわけです。

ふーむ、なるほど。非常に納得いたしました。勝手に、馬鹿にしていた私のほうが馬鹿でございました。申し訳ないことで・・。

しかし、全く、へぇ〜ボタン連発の事実です。私は年齢的には若者世代のほうに属していますが、多分、鬱病型人間の方に属していることでしょう。

はたして、あなたは自分がどちらのタイプの人間だと思います?鬱病型人間ですか?それとも、分裂病型人間でしょうか?

(今日の一言)
話は変わりますけど、シバサキコウって柴咲コウだったんですね。柴崎コウだとずっと思ってました。


by 僕の見た秩序

2004年 4月 12日

「映像の原則」(富野 由悠季・著)から学ぶ人間の心理

投稿者 by d-fan at 13:34 / カテゴリ: BOOK / 0 コメント / 1 TrackBack

映像の原則―ビギナーからプロまでのコンテ主義
富野 由悠季 (著)

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作者はご存知、ガンダムの監督。「機動戦士ガンダム」から始まるガンダムシリーズの製作を行う過程で身につけた演出技術や知識をいろいろと紹介している。



例えば、人は心臓のある左から来るものには警戒心を抱きやすく、右から来るものには割と寛容であるんだそうだ。そのため、演出上、敵キャラは左から登場させ、味方は右側から登場させることが多いらしい。確かにいわれてみれば、吉本興業の新喜劇などは、身内が舞台右側から登場し、外部からやってきた人は舞台左側から登場している。知っている人には当たり前、知らない人には衝撃的な事実だといえるだろう。マーケティングは心理学だ、人間の心理や特性を知らないと今後はやっていけない、という説を唱えている私としては非常にためになる知識だった。


そういえば、マーケティングにも、同じような話がある。例えば、スーパーやショッピングセンターは大抵の場合、左回りに設計されているが、あれは100メートル走とかスピードスケートとかと同じで、人間は心臓のある左側に回りやすく、その逆の右に回ると気持ちが悪くなるため、ああいう風に設計されているのだそうだ。気持ちのいい空間は滞在時間が長くなり、滞在時間が長いと売上が増える、というデータがある。だから、左回りに設計すればそれだけで売り上げがあがるわけだ。

はっきり言って、右回りに設計するのも、左回りに設計するのも基本的に手間は同じ。でも、結果は大きく異なってしまうというわけ。これも、上記の演出技術と同様に、一種の人間の特性を知った上での演出技術ではないかと思うのだが、どうだろうか?

富野氏いわく、「最近はこういった最低限の演出の知識を知らない若手アニメーターが多いため、平気でありえない構図の絵を描いてくる。」ということだそうだが、マーケッターやデザイナーにも同じことが言えるだろう。WEBデザイナーなどははついついFLASHアニメーションなどを使って、とにかくカッコよく、とかやりがちだけれど、それだけではうまくいかない。人間の特性や心理をよく理解した上で、演出や設計を行うこと。これこそが、今後さらに重要性を持つことは間違いないだろう。



(今日の一言)
親父にだってぶたれたことないのにっ!    by アムロ・レイ


(他のブログのガンダム系の記事)
究極のアレンジ!?マンガ版機動戦士ガンダム
ガンダムでビジネスを学ぶ
英語でガンダム語録
ガンダムファン特集のSPA!
機動戦士ガンダム不思議のダンジョン


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ガンダム者―ガンダムを創った男たちシャア専用ポータブルDVDプレーヤー

2004年 4月 11日

ベッカムやイルハンみたいなイケメンじゃなくてゴメンなさい。

投稿者 by d-fan at 09:41 / カテゴリ: BOOK / 0 コメント / 0 TrackBack

なぜ美人ばかりが得をするのか
ナンシー エトコフ (著), Nancy Etcoff (原著), 木村 博江 (翻訳)

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背の高い人ほど給与の査定が高くなる傾向がある、というアメリカで行われた調査結果の話を聞いたことがあります。背が高いと、それだけで優秀そうに見え、結果として、評価者が高い点をつけてしまうことがその原因なんだそうです。人間は外見で物事を判断し勝ちだというわかりやすい例。


最近、女性がベッカム様だ、イルハン王子だ、ヨン様だと、フィーバーしまくってる。男が、きれいな女性に興味を持つのは昔からのことだけど、女性も外見重視の時代となったわけだ。いや、昔から重視していたけど、それをあからさまに公言できる時代となったというべきか。とにかく、性格がどうの将来性がどうの、という話以前の問題として、人が外見だけでその人のイメージを膨らませ、熱狂することができるという例だ。


この本を読めば、なぜ、人は外見で物事を判断しがちなのかが、ちょっとだけ理解できる。なにせ、人は赤ちゃんの時点で、相手が美人かそうじゃないかがすでに識別できるってんですから。まったくショックであります。そりゃあ、熱狂もするわな、って感じです。

しかし、まあ、ますます美形じゃない人には厳しい時代になりつつあるわけだ。僕も整形でもして、外見変えた方がいいのかしら?


(今日の一言)
美の基準は、時代や場所によって大きく変わる。南のほうの国では、細身の女性よりも、太っている女性のほうが健康的で良い、というところもある。中東のおっさんが、日本の女性は体形に安定感があって良い(!?)、とテレビか何かでいっていた。それって、誉めてないよ、と思ったりもしたが、それだけ価値観なんて時と場所によって全然違うということか。

ちなみに、平安時代の美男子は今の、天皇家の皇太子みたいな顔立ちの人だったらしい。源氏物語の光源氏とかは、キムタクや坂口憲二みたいな顔じゃなかったってことだ。時代の価値観が変わるのを待つか、整形してでも自分の顔のほうを変えるか。実に深い哲学的命題だ。

2004年 4月 09日

到来する洗脳社会

投稿者 by d-fan at 08:15 / カテゴリ: BOOK / 0 コメント / 0 TrackBack

ぼくたちの洗脳社会
岡田 斗司夫 (著)
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60年前、世界の人々がもっとも大きな関心を抱いていたことは、軍事力と領土の広さだった。どれぐらい強大な軍事力を持つか、どこの国がどれだけの植民地を得るか、といったことは多かれ少なかれ、世界中のの人々がもっとも強い関心を持つことだった。

30年前、世界の人々がもっとも大きな関心を抱いていたことは、政治だった。なかでもイデオロギーの行方、つまり資本主義と共産主義のどちらが勝つのか、といったことを始め、安保闘争やらベトナム戦争やらヒッピーやら、考え方・主義主張を争うことがもっとも多くの人が関心を抱いていることだった。もちろん、他にも関心を持つことはたくさんあっただろうが、表面上、もっとも話題に上り、かつ激しく社会的に影響を及ぼすことであったことはこういったことであった。

そして、現在。最も多くの人が興味を持っていることといえば、それは経済だ。お金に関して記述された本が飛ぶように売れ、ワールドカップをはじめ大きなイベントが行われるときには必ずナントカ総研といった名前のシンクタンクが「経済効果」を発表する。「どうすれば儲かるか?」に関心を持つ人が増え、今こそお金の教育を本格的に始めるべきだ、と唱える人も増えている。軍事力を持つ国がなくなったわけでもなく、イデオロギーを追求する団体がなくなったわけでもないけれど、今、多くの人が関心を抱いていることが「経済」であることは間違いない。

当然のように、30年後にはまた別のことに、人々の関心は向くだろう。軍事がなくなるわけでも、政治がなくなるわけでも、経済に興味を持たなくなるわけではないけれど、多くの人が強い関心を持つことはまた別のことになることは間違いない。そして、おそらくそれは「文化」とか「精神」とかにかかわるものになることだろう。すでに、その兆候ははっきりと現れつつある。経済的に余裕ができた人は、より楽しいこと、より教養になること、今までにない体験を味わえることにお金を使うようになりつつある。アメリカで、日本のアニメや漫画がクールなものとして扱われ、政府が「これからはコンテンツ立国だ!」と叫んでいる。間違いなく、これから将来やってくるのは「文化の時代」であり、「精神の時代」であるのだ。

この流れは避けられない。ならば、いち早くその流れに飛び込んでいくほうが賢いだろう。この本のメインテーマじゃないけど、これを読んでいて、ふとそう思った。


(今日の一言)
あなたは岡田斗司夫といわれて、どんなことを思い出すだろうか?アニメ評論家として面?オタク評論家としての面?BSマンガ夜話でマニアックな解説をしている面?エヴァンゲリオンで社会現象を作ったガイナックスの初代社長としての面?それとも、自分を家庭からリストラするといった変わった行動をしながら男女関係を評論する人としての面だろうか?

私は意外と社会に関しての鋭い考察をする面を気に入っている。結構、見た目やイメージとは違って、世の中を鋭く見ているんだなあ、と思う。こういう人の話を聞いてみるのも意外と面白いのではないだろうか。