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2004年 6月 01日

バシャールでごしゃーる

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バシャール

cover

個人的な通称、バシャバシャ。いわゆる「スピリチュアル系」「精神世界系」の人たちのバイブルとなっている本。人間性を高めたい人にはオススメだ。

今、世の中には引きこもりになる人が100万人とか、200万いると言われている。加えて、自殺者が毎年3万人、鬱症状で悩んでいる人もものすごい数いるといわれている。本人はもちろん、家族にとっても大きな悩みや苦しみを生み出している現代の病気の一つといえるだろう。
 
 
引きこもりになってしまう人にはいろいろなタイプがいる。中でも多いのは、自分自身に自信が持てないタイプの人のようだ。

引きこもってしまう人たちは、自分はまだぜんぜんダメな存在で、社会に出るためにはもっとスゴイ人間になる必要があると、心の中で思っている。しかし、本当は、人は考えているだけではダメで、実際に世の中に出て人と会ったり、問題をひとつひとつクリアしていくことで初めて成長するわけだから、とにかく外に出に出ないことにはいつまでたっても、その人のレベルは上がらない。

引きこもる人は、自分のレベルがもっとあがらないと外に出ることができないと思っているのに、実際に自分のレベルを上げるためには外にでなくてはならない。このギャップが、世の中に引き込もりの人を増やしている原因となっているわけだ。これでは、いつまでたっても問題は解決しない。

この本は、そういう人たちに「無理に自分を高める必要はない。君は今のままの自分で全然OKなんだよ。」ということを言っている(最後まで読んでないが、だいたいそーゆーことが書いてある。)。

実際問題、「ああ、何しても人間生きていけるんだ。」と思っていれば、結構人は自由に動けるものだ。でも、逆に「就職できなかったらどうしよう。」「仕事で怒られたらどうしよう。」と不安や悩みばかりに捉われているときには、人はなかなか腰が重くなってしまうものだ。

自分に欠点があるように思えても、それをただ思い悩むのではなく、「こんな欠点も含めて、自分の個性だ。」と開き直れるぐらいに自分自身を認めること。それが、問題の解決につながる、とこの本は言っているようだ。
 
 
 
・・・ただ、私の兄はこの本をはじめ、「ラムサ」だ「ソース」だと、この手の本を読みまくっているのですが、どーも精神状態や行動が良くなっているようには見えません。どーも「ありのままの自分でOKなんだよ。」というフレーズを「周りに迷惑がかかろうと、好き勝手にやってよい。」と解釈したのか、それとももともと自己チューな性格なために、本の内容を自分の都合の良いように解釈したのかが、その原因かと思われます。

つまり、「ありのままの自分で良い」「自分に自信を持ちなさい。」という言葉は、自分に自信を持っている人や、自分自身を認めている人にしか意味がない、ということのようで・・・。

難しい。非常に難しいです。

(今日の一言)
速く動こうと思うな。速く動けると知れ。        by  マトリックス

特別な人間になろうと思うな。特別な人間であると知れ。  by マトリックス改造バージョン

ナンバー1にならなくてもいい。もともと特別なオンリー1。   by  世界にひとつだけの花

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