2004年 5月 30日

浜崎あゆみ、柴崎コウに似てる人

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新世代ビジネス、知っておきたい四賢人版マーケティングの心得
成毛 真 (著)
cover

この本の作者は、というかインタビュアーは、元マイクロソフト社長で、現インスパイア社長の、成毛ちゃん(なれなれしい)。

成毛ちゃんといえば、対談などで、「マイクロソフト社長時代にITはもうダメだと思った」などと、ぶっちゃけトークをかます傑物であるが、そんな彼が、軍事の専門家、製造業の専門家、心理学の専門家、元通産省官僚と、マーケティングやビジネス、ものの考え方について、あれこれ語っている内容の本なだけに、非常に面白く、タメになりました。

(成毛眞氏関連の記事)
企業再生について
成毛 眞 氏 講演録(PDF)
リーダーの軌跡(PDF)
成毛眞のIT指南
ITイノベーション−技術革新としてのITのインパクト
株式会社インスパイア訪問


中でも、個人的に、もっとも「へぇ〜」と思ったのは、心理学の専門家で、事業家でもある和田秀樹氏の話。


なんでも、和田氏によると、世の中には、大きく分けて「鬱病型人間」と「分裂病(今は統合失調症?)型人間」の2種類の人間がいるのだそうだ。


鬱病型人間の特徴
・がんばってダメなら自分を責める(自分が主体)
・親分・子分の関係など、濃い人間関係が好き
・論理的・現実的
・堅固なアイデンティティ
・身につけた価値観にこだわる
・首尾一貫・過去にこだわる
・論理や情で説得されると弱い
・経済成長著しい国に多い。日本では団塊の世代の人など。


分裂病型人間の特徴
・ダメだったら運が悪いだけ(他者・周囲が主体)
・不特定他者への同調
・広く浅くの付き合い
・魔術的・被害的
・自分がない
・みんながいいというものがいい
・周囲との同調
・過去との不連続
・カリスマがいうことは信じる
・経済が発展していない国・または成熟化してしまった国に多い特徴。若者世代に多い。

たとえば、すっかりお昼の顔となったみのもんた氏は、「お嬢さん、お嬢さん」といって「情」の部分に訴えかけながら、「赤ワインにはね、ポリフェノールという物質が入っていて健康にとってもいいんです。」といって理屈の部分でも攻めているから、鬱病型人間の多い世代である年配の奥様方の人気を集めているのだそうだ。そして、テレビに出ている有名人でもあり、しかも、うつ分裂病型人間がみんないい、というから分裂病型人間が多い若者世代にも受けているのだそうだ。


なるほど・・・。そうだったのか・・。

この話を聞いて、ようやく最近感じていた疑問が少し解けました。

実は最近、女子高生生などが「目がパッチリしているから、あの人は綺麗だ」「鼻筋が通っているから、あの子は綺麗だ。」という言い方をせず、「あの人は綺麗だ。だって、浜崎あゆみに似ているんだもん。」とか「目が柴咲コウにそっくりだから、あの子は綺麗だ」という言い方をするのが非常に気になっていたのです。いったいどうして、彼女たちは、自分の価値観ではなく、「有名人のそっくりさんが一番綺麗」みたいな言い方をするのだろうか、と。お前たちは、人が良いといえば何でも受け入れてしまうのか、と少し馬鹿にしていました。

しかし、彼女たちは決して馬鹿なのではなく、分裂病型人間の特徴である「自分の中に明確な基準がない」「他人のいいというものが良い」に属する人間だから、「他の人がいいといっている有名人」に似ている人が良いという答え方をしていたわけですね。単なる傾向であり、そういう時代に育っただけのことだったわけです。

ふーむ、なるほど。非常に納得いたしました。勝手に、馬鹿にしていた私のほうが馬鹿でございました。申し訳ないことで・・。

しかし、全く、へぇ〜ボタン連発の事実です。私は年齢的には若者世代のほうに属していますが、多分、鬱病型人間の方に属していることでしょう。

はたして、あなたは自分がどちらのタイプの人間だと思います?鬱病型人間ですか?それとも、分裂病型人間でしょうか?

(今日の一言)
話は変わりますけど、シバサキコウって柴咲コウだったんですね。柴崎コウだとずっと思ってました。


by 僕の見た秩序

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