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将来得られる大きな利益よりも、目先の利益を選んでしまう。
将来起こる大きな損失を考えずに、目先の損失を隠そうとする。
こういった視野が狭くなる現象を、「フレーミング効果」という。
要するに人間は視点をどこに置くかによって、判断が大きく変わってしまうという性質を持っているということである。
「ポジティブ表現・ネガティブ表現」という記事を以前書いたが、これも、同じことを言っているのに、「助かる」という部分と「死ぬ」という部分に注目した結果、判断が変わってしまうという例であり、一種の「フレーミング効果」だといえるだろう。
視野が狭くなっていることは、本人は気がついていないことが多いので、上司なり、先輩なり、周囲の人なりが指摘し修正してあげないと、大問題が発生することもあるので、気をつけなければならない。