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職場活性法その30.「ミッションカードを作る」

職場の人たちの心がバラバラになっている。


同じ目標に向かって一致団結できない。


こういうことがあなたの職場でも起こっているかもしれません。


人はそれぞれ違った考え方、違った目標を持って生きています。また、育ってきた生活環境も状況違うため、そもそも同じ目的に向かって進む、ということが難しことは少なくありません。


職場の人たちが一致団結して目標に向かって進む、というのは、実は意外と難しいことだといえるのです。


しかし、そうはいってもそれを放置しておくと後々、大変な問題を引きおこしてしまいかねません。9割の人が一生懸命に働いて顧客の信頼を得ようと頑張っても、残りの1割が他の人たちと違った考え方で行動すると、そのせいで会社全体の信頼を失うことにもつながりかねないだけに、職場の人たちが同じ考え方や理念・目標をもち、一致団結して動くことは非常に重要です。


それ故、バラバラの方向に向いている人たちの同じ方向に向かっていけるようにするにも、常に同じ目標や考え方を共有していく必要があります。


そのためには、折に触れ、今、何に向かっていくべきなのか、どんな考え方や理念を心得ておくことが重要なのかを、常に認識させるようにすることが重要だといえるでしょう。


・・・昔から、日本では毎日、社訓とか社歌をみんなで声を出して唱和することで、少しでも同じ目標や考え方を共有しようとしてきました。


また、ジョンソン・エンド・ジョンソンやリッツ・カールトンホテルと言った外資系の企業が「クレド」という「企業の信条や行動指針を簡潔に記したもの」をつくって社員に持たせ、常に確認させることで、社員に同じ目標や行動理念を持たせるようにしている、ということが少し前、話題になりました。


こういった方法で、折に触れ、今、何をすべきなのか、どんな考えを持って事に当るべきかを各々に認識させ、全員を一つの方向に向けて動かそうとする試みは、放っておくとバラバラになりがちな社員の意識・考え方を一つにまとめることができる手段としてなかなか有効なようです。


そこで、この「クレド」のようなミッションカードをつくり、全員に持たせて、常に確認させることで、同じ目標・理念を共有するようにしてみてはいかがでしょうか?職場を一つにまとめていくためにもなかなか役に立つ方法だと言えると思います。。


「どういう考えをもって問題に取り組むべきか?」「何を基準に行動すべきか」をミッションカードに書き出し、全員でその考えを共有すること。これも、職場を一つにまとめていくためには、結構使える手段なのではないかと思います。


こういうことは一見すると、それほど大きな影響を与えないのではないかと、軽視されがちです。でも、実はこういう物を作って持たせているか、活用しているかどうかどうかが、職場の人たちの力を高めていくときには、後で大きな差を生む重大なポイントとなってきます。


社訓なりミッションなりをつくって、カードにし、それをみんなで共有していく。これも、やってみる価値のある手法だといえるのではないかと思います。