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職場活性法その21.「未来設計図を書かせる」

職場で働いている人たちに危機感がない。向上心がない。


状況を少しでも改善しようという気がない。


こういうことがあなたの職場でも起こっていませんか?


こういった状況をもたらしている原因の一つに、マンネリ感であったり、惰性で仕事・・・というより作業をこなすだけになっている状況が挙げられます。


先の見通しを持っていない人ほど、いま抱えている仕事をいつまでもダラダラと引き伸ばしてしまう・変化を嫌って努力を怠る・・・ということが少なくありません。


これを改善することも、職場を活性化するためには重要なポイントであるといえるでしょう。


そこで、まずは全体の状況や、いまやらなくてはならないことをはっきりとその人たちに認識させる必要があると思います。


目の前に崖が迫っていることを知れば、ブレーキを踏むなり、ハンドルをきろうとするなり、何らかのアクションをとらなくてはならないとその人たちも理解します。でも、それが見えていない状況だと、「面倒くさいし、別に今のままでいいじゃん。」「なんで、いちいちハンドルを切らなくてはならないんだ!」と言って、いつまでたっても行動を起こそうしないものです。


こういった状況を打開するためにも、まずは、その人たちに自分が何を今しなくてはならないのかを、しっかりと認識させることが重要だといえるでしょう。


そこで、「未来設計図」をかかせる、という方法を使ってましょう。これも結構簡単に出来る割には意外と効果があるので、試してみても良いのではないかと思います。


未来設計図とは、要するに将来設計図というやつのことです。


○○才までには結婚して、△△才までには家を購入、子供は何人で・・・といった具合に、本人がイメージする将来設計や夢などを書いてもらいます。(できることなら、理想とするパターン、現実的なパターン、できることなら避けたい最低線のパターンの3種類を書いてもらうと良いです。)


そして、それだけではダメで、必ず、それらを行うためにはいくらお金が必要になるのか、また、今から何を準備しておく必要があるのか、も書き込んでもらいます。


こういう風に普段曖昧にイメージしている将来のことをより具体的に考えさせると、さすがに本人も、ただ日々を漫然と過ごしているだけはダメだ、ということに気づくでしょう(まあ、中には全然気がつかない人もいますが・・)。


この設計図を書いてもらうと、書いてもらわなかった人よりも、まず間違いなく、その人たちは高い意識をもって行動するようになります。また、何か新しいことに挑戦しよう!とあなたが提案したときに、「今までと変わるのはイヤだから、とにかく反対!」という人も減るといわれています。


さらにこうやって現実をしっかり認識させた上で、「では、私は○○才までにXXをします。」という宣言や、具体的な実行計画を発表してもらうと、さらに、効果的とのこと。


物事は自分ひとりの頭の中でイメージしているときよりも、実際に口に出したり、他人に聞いてもらったりした方が、より具体的になったり、怠けがちな自分を追い込んでより行動を促す要因になったりします。こういったことも、今までのようなただ日々を漫然と過ごすだけの状況を変え、前向きに物事を考えたり、行動したりする要因となるということです。


毎日、ただ仕事を惰性でおこなうだけになっていて、高い意識をもって行動ができていない人たちに、将来設計図や夢を書いてもらい、それを実現していくためには、逆算して今、具体的に何をしなければならないかを考えさせたり、今後の目標などを具体的に宣言してもらったりすることで、意識を高めるという方法。


こういう方法も意外と使えるので、試してみてはいかがかと思います。