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職場活性法その15.「椅子を変える」

その昔、職場の椅子は、平社員は安い業務用の椅子、少し出世すると肘掛がつき、もう少し出世すると革張りの椅子を使う・・・という具合に変わっていくのが当たり前のように行われていました(今もそうだ、というところは少なくないようですが・・)。


しかし、いまや、パソコンを使ったデスクワークが圧倒的に増え、社員が椅子に座っている時間が大幅に増えている時代となっています。しかも目や肩、腰に負担のかかる体勢でパソコン仕事などの作業を長時間していることは珍しくなくなっています。


こういう時代には、椅子は平社員は安い業務用の椅子、少し出世すると肘掛がつき、もう少し出世すると革張りの椅子を使う・・・という古臭いことをしているのではなく、新入社員であろうが役員であろうが関係なく、できるかぎり体に負担を与えないもの、用途に合った椅子を用意することが重要だといえるでしょう。


平社員だから安物の椅子・・・などということをやっていると、離職率を高めたり、やる気を失う人を増やすることにつながるだけに、気をつけたほうが良いと思います。


実際、椅子を変えた、というだけで離職率が下がったという企業・職場は決して少なくないようです。たかが椅子、されど椅子、ということがいえるかもしれません。


優秀な社員が椅子の種類が安物だったから辞める・・・なんてことになったら、その損害はあまりにも痛いものだといえるでしょう。そんなことはあるはずがない、などと軽視しがちですが、実際にこれが会社を辞める原因の一つになっていることが少なくありません。たかが椅子・・と甘く見ていると、思わぬしっぺ返しを受けることもあるのです。


一見重要に見えないけれど、実は人に大きな影響を与えている「椅子」。この「椅子」についても、この際、もう一度よく考えてみる必要があるのではないかと思います