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職場活性法その13.「職場のBGMを工夫する」

喫茶店のようなお店でもない限り、職場に音楽を流している場所って、そんなにないと思います。そんなもの流しても、仕事のジャマになるだけだ、と思っている人も少なくないのではないでしょうか?


ところが、ある音楽を流した事務機器系の会社では、疲労感やストレスを訴える人が減ったり、離職する人が減ったりしたそうです。では、その音楽とはいったい・・?


その音楽とは「モーツァルト」の音楽。


モーツァルトの音楽には人をリラックスさせる効果があると、言われています。そのため、これをBGMとして流すと、そこにいる人は、知らず知らずのうちにリラックスし、疲労感が減ったり、ストレスを感じる人が減ってしまうのだそうです。その結果、ストレスを抱えて病気になる人や、イライラして周りに当り散らす人が減り、大きなプラス効果をもたらしたのだということです。


件の事務機器の会社では、このモーツァルトの音楽を流し始めた当初は、「眠くなる」「ここは喫茶店か!?」などとクレームを言う人が少なくなかったそうです。が、人間、1週間もすると慣れてしまい、誰も文句をいわなくなったとのこと。そして、結果的に、知らず知らずのうちにストレスや疲労感を訴える人が減る、ということにつながったのだということです。


もちろん、必ずモーツァルトの音楽でなければならない、ということはないでしょう。「小川のせせらぎの音」や「鳥の鳴き声」のような環境音楽のようなものを流してもいいかもしれません。どちらにしろ、職場のBGMについてしっかりと考えている職場というのはそもそもほとんどないだけに、これを機会に職場のBGMについても考慮してみるのも良いのでないかと思います。


職場に癒しやストレス軽減を与えるBGMを流してみる。


こういうことも、実は意外とやってみる価値があることなのではないかと思います。


(追記1)
ヒトラー率いるナチスは、ワーグナーのような音楽家の曲を多用しました。ワーグナーが作曲した音楽は、人を興奮させる効果があったため、戦意高揚などを狙って使われたといいます。(パチンコ店などで「軍艦マーチ」が流されているのも同じ目的です。)


音楽や音の効果は思っている以上に強力なだけに、覚えておく必要があるといえそうです。


(追記2)
人は、全く無音の場所、静か過ぎる場所では集中できず、ある程度、雑音のあるところの方が、集中も出来るし、リラックスできるのだそうです。これも覚えておくと良いかもしれません。


(追記3)
最近、集中力を高めるための方法として「バイノーラル・ビート」というものに注目が集まっています。


耳にそれぞれ違う周波数の音を流すことで、脳を活性化させる方法です。(詳しくはネットで検索してみてください。)


音を使う方法はいろいろあるので研究してみてください。