あなたが思い浮かべた数字を当ててみます。

質問 ◆「1」から「9」までの数字の中から、「8」とか「3」とか好きな数字を1つだけ選んで、それを頭に思い浮かべてください。











思い浮かべましたか?












それでは、私がその数字をズバリ当ててみせましょう。
あなたが選んだ数字、それは・・・






「7」です!



さて、当たっていたでしょうか?
 
 
 
 
(◆解説)
この問題の答えを聞いた人の反応。はっきり言って、大きく二つに分かれます。
 
「7」を思い浮かべていた人。こういう人は当然のごとくビックリしたでしょう。
「なんで?いったいどうして私の思い浮かべた数字を言い当てたの?」
と思ったのではないかと思います。
 
他の数字を思い浮かべていた人。こういう人は当然のごとく、こう思ったでしょう。
「???・・・全然当ってない。このクイズいったい何なの?」

 
そう、それが正解。実はこの問題、誰にでも当てはまるわけではありません。
「7」を思い浮かべていた人だけをビックリさせる。そういう心理クイズです。
 
 
 
そもそもこのクイズ、実は裏の仕組みがあります。
 
というのも、「1から9までの数字」と指定された時点で、こ のクイズの正解、実は確率的には9人に1人は当てはまってしまうんです。
 
この問題を見た人が1000人いればそのうち、100人以上の人は「7」を選んでいる可能性があります。
 
だから、「あなたが思い浮かべた数字は7だ!」というと、実は結構な数の人が当っていたりするんです。
 
また、「1」から「9」の中から、「8」とか「3」とか1つ数字を選んでください、という設問になっていたと思いますが、実はこれにも心理トリックが潜んでいます。
 
「1」から「9」の中から、「8」とか「3」とか1つ数字を 選んでください、というと、よほど性格が歪んでない限り、かなり多くの人は「1」「3」「8」 「9」をはずして選択してしまうことが多いようです。
 
しかも、「1から9」の後に、「8から3」と逆向きに数字を言うと勝手に自分の選択を「3から8」の間、つまり「4、5、6、7」に絞ってしまう人が増えてしまったりします。ここにも見えない心理トリックがあったりするわけですね。
 
そして、「4」は「死」を連想することもあって、好きな数字と答える人は少ないです。
また、「2」も元々あまり好きだと答える人が少ない数字であると同時に、先ほどの「1」と「3」にはさまれた数字なので選ぶ人が少なくなります。
 
ということで、必然的に多くの人は「5」「6」「7」から数字を選ぶことが多くなります。この中で好きな数字といわれれば「7」と答える人が多いでしょう。
 
だから、このクイズ、「7」を思い浮かべた人って結構多いのではないかと思います。パソコンの前で「エエッ?」と思った人が意外と多いのではないかと思います。
 
人は「自分が選んだ」と思っていることでも、かなり他人にコントロールされている。こういうことを気づかせてくれるのがこのクイズなのです。
 
 
実はこのクイズ、昔、ある有名なマジシャンが使っていたものなので、文章でやると少し結果が変わっくるかもしれません。
 
本来はもっと「しゃべり」や「体の動き」などを使ってより上手く相手を誘導しないといけないのですが、まあ、それでも結構高い確率で当たったりするので面白いクイズといえるでしょう。(私の経験では5人に1人か2人は「7」を思い浮かべているようです)
 
最初に紙に「7」と書いておいて、たたんでおき、その上で、
 
「ここに「1」から「9」までの数字があります。この中から「8」とか「3」とか好きな数字を1つだけ思い浮かべてください。」
と言った後に、おもむろに紙を開いて見せると、見事言い当てたとき、相手に衝撃を与えることが出来ます。特に「7」を思い浮かべていた人は、「なぜ私が考えていた数字がわかったんだ!?」と目を白黒させるので、それを見るだけでも面白いかもしません。
 
普段会わない人に会う機会があったら、試しにこのクイズ使ってみてはいかがでしょうか?意外と人気者になれるかもしれません。