★繁盛している店とそうでないお店を分けるポイントは実は「照明」だった。
もし、そういわれたら。あなたはどう思いますか?
★「うそォ、そんなバカな!」と、そう思った方もいるかもしれません。でも、
実はこれ、紛れもない事実なのです。
★照明の使い方が上手いお店は、繁盛しています。もし、あなたも本気で成果を
挙げたいと思っているなら、今一度、あなも「照明」と「人間」の関係を見直
したほうが良いかもしれません。
★例えば、コンビニ。ご存知のように、コンビニは夜もあかあかと光を放って
います。いったいどうしてコンビニは夜もあんなに明るくしているのでしょうか?
あなたはその理由をご存知でしょうか?
★実は「人間は明るいものに引かれやすい」という性質を持っています。そういう
性質があることがわかっているから、コンビニはいつもあのようにあかあかと
電灯を照らしているのだそうです。
★暗い夜道で、あれだけ明るければ、さすがにほとんどの人はお店の存在に気が
つきます。すると、用はなくてもなんとなーくお店にふらふらと入っていって
しまい、 ついで買いをする人が必ずでてきます。結果、売上の増大に大きく
貢献するので、あのように、コンビニはいつも明るくしているのだそうです。
★そういえば、コンビニの蛍光灯は大抵の場合、入り口の窓ガラスと平行になって
いますよね。実はあれも、少しでも店の外に光を届かせるためにやっていること
なのだそうです。
★いわれてみれば当たり前の事実ですが、これって意外と普段は気がついていな
い事実かもしれませんね。
★また、「人が明るいものに引かれやすい」という性質は、他にも様々な場面で
使われているようです。例えば、家電量販店などで照明コーナー。
家電量販店などの照明コーナーは大抵の場合、入り口の付近ではなく、店の奥
側にあることが多いですよね?実はあれも、少しでもお客さんに店の奥にまで足
を運んでもらうために、奥側に照明コーナーを設置しているのだそうです。
★「人は明るいものに引かれやすい」という性質を持っているので、店の奥側に
照明コーナーを設置すれば、それだけで店の奥の方にまで、お客さんが入って
くるのだそうです。そうすれば、他の商品を目にする機会が増える分、売上が
増えることがわかっているので、わざと照明コーナーは店の奥側に設置されて
いることが多いのだそうです。
★これなんかは、そのお店で働いている店員でさえ知らない法則かもしれません。
でも、元々はそういう深い意味があって、行われていることだったのですね。
★一方で、明るくするだけが能ではなくて、暗くすると良い、という場合も
あります。
★最近、東京を中心に暗い店内で個室、という店が増えていて、カップルに人気に
なっていると聞きますが、これは「人は暗いところの方が心を開くことが多い」と
いう性質を利用しているのだそうです。
★一般に、人は暗い場所の方が警戒心を抱きやすく、明るい場所にいるときの
方が開放的になると考えられています。でも、心理学的には、人は暗いところ
の方が心を開くことが多いのだそうです。キャンプファイヤーなど夜のイベント
の方が、大いに盛り上がることが多いのは、この心理によるところが大きいの
だそうです。(実際には、「暗いから心を開くというより、 暗いために視界が
限られるので、目に見えるところにいる人を通常よりも頼もしく 感じた結果、
いつもよりも親近感を感じる」というのが正しいようですが。)
★暗いところの方がお互いに心を開きやすく、しかも、狭い個室で密着している
ことがお互いの距離を縮める効果があるため、カップルに人気になるのだそう
です。だから、こういうタイプのお店が増えているのだそうです。
★これなんかも、言われて見てはじめて気がつくことかもしれません。人間の心理
とか性質って結構知らないことばかりですね。
★その他、赤い照明を使えば異性が魅力的に見える効果がある、だとか、青い
照明を使えば、癒しの効果があるけれど食欲などは減退してしまい飲食店には
あまり向かない、だとか、照明の効果にはまだまだ知らないポイントがたく
さんあるようです。
★もし、あなたが今、照明に何も工夫をしていないなら、もう少し、考え直した
方が良いかもしれません。些細なことに思えますが、照明の使い方一つでも、
大きな差が生まれることになるかもしれませんからね。