スーパーマーケットで使われている心理学とは?

★あなたも日常的に利用しているであろうスーパーマーケット。
 実はこのスーパーマーケットには非常にたくさんの
 「心理学マーケティング」が使われています。
 
★さて、あなたはそのうちいくつの心理学をご存知でしょうか?

 
★例えば、有名なのが、「左回りの法則」
 
★通常、ほとんどのスーパーやショッピングセンターは左回りに回るように
  設計されています。
 
★いったいどうしてほとんどのスーパーが左回りに設計されているのか
 というと、実はあれ、200メートル走とかスピードスケートとかのトラック
 競技 と同じで、人間は心臓のある左側に回る時は心地よく感じやすく、
 逆に右側に 回る時は気持ち悪く感じるために、ああいう風に設計され
 ているのだそうです。
 
★人は気持ちよい空間には少しでも長くいようとします。
 逆に気持ち悪く感じる場所は一刻もはやく立ち去ろうとします。

 滞在時間と売上は比例する、ということがすでにデータ分析の結果
 わかっているので、少しでも売上をあげるために、 ほとんどのスーパー
 は左回りに設計されているのだそうです。
 
★これなどは、言われて見れば当たり前、でも、言われないと気がつかないという典型的な「スーパーマーケットの心理学」だといえるでしょう。
 
 
★また、「商品が裏側を向いているとお客さんが手を出さなくなる法則」という法則もあります。
 
★スーパーなどの棚で、商品が

   スーパーの心理学     

のように、後ろ向けに商品が並んでいると、人はその商品に手を伸ばすことがなくなる、という法則をご存知でしょうか?
 
  スーパーの心理学  スーパーの心理学
  
(表なら人は手を出す。でも、裏なら手を伸ばす人が極端に減る。)
 

★スーパーなどの店員の重要な仕事のひとつに、並んでいる商品を
 常に表が見えるように整える、という仕事があるのですが、あれは
 こういう理由のためにやっていることなのだそうです。
 
★わざと商品を裏向けに並べていく客はあまりいません。
 でも、一度手にとって商品をじっくり見た後、戻すときに後ろ向きに
 返す人が必ずいます。

 それを放置しておくと確実に売上が減ってしまうので、店員は絶えず
 陳列棚をチェックして、必ず表向きになるように戻さなければならない
 のだそうです。
 
★これも知る人ぞ知る「スーパーマーケットの心理学」だといえるでしょう。
 
 
★また、他には「スーパーの入り口に必ず果物・野菜売り場がある」と
 いう法則も有名かもしれません。
 
★少し思い出してもらうとわかると思いますが、大抵のスーパーは入り口付近に果物売場や野菜売場があります。
 
★別にあれは適当にやっているのではなくて、果物のような色鮮やかのものがお店に入ったときに目に入ると、人は気持ちが高揚し購買意欲を高める効果があるので、果物売場を入り口付近に置いているのだそうです。
 
★また、値段が高い魚や肉を最初に買い物かごに入れてしまうと、気分が重くなって野菜の購入を控える傾向がある、ということわかっているので、入り口付近には肉や魚ではなくて、それよりも安い野菜が置いてあるのだそうです。
 
★普段、何気なく目にしている光景も、実はこういう心理学を考慮した上で作られているとは、結構驚きですよね。

 
★お店の売上をあげるためには、一般に、「値下げ」をしたり、広告を大量にうったりすることが重要だと考えられていますが、実はこういった「心理学」を考慮に入れた方がはるかに売上が増えることもよくあるわけです。


レジの近くにガムなどが置いてあるのも、
(ついで買いを促す仕組み)

人がぶつからないように通路が広くとってあるのも、
(人は他人にぶつかられると商品を選ぶのを止めてしまう傾向がある)

入り口付近だけでなく店内のいたるところに買い物カゴが置いてあるのも、
(特に用もなくブラリと入ってきた人が商品を眺めているうちに急に
買いたくなったとき、近くにカゴがないと買うのをあきらめてしまう
ことが、実はよくある)
 
お店の入り口側よりも奥側の通路の方が広くなっていることが多いのも、
(人は狭いところからより広いところへ向かう傾向がある)

並んでいる商品が右側からなくなっていくことが多いのも、

★実は全てスーパーマーケットの心理学だったりします。

  
★日常よく目にするスーパーマッケトの中の光景。これも、実は様々な人の心理を考慮して作られていると思いながら見直してみると、また全く別の発見があるかもしれません。