「余裕」のある人ほど異性にモテるし、成功する?

★皆さん、孔雀をご存知ですか?
 
★そう、あの鮮やかな羽根をもつ鳥のことです。人間の世界では、どちらかといえ
 ば男性よりも女性の方が綺麗に着飾ることが多いですが、オスの方がメスよりも
 断然綺麗、というのがこの動物の特徴です。
 
★さて、その孔雀なんですが、あなたはその孔雀のメスが、自分の伴侶となる
 オスを選ぶとき、何を基準にして選んでいるのか、ご存知でしょうか?
 
★「バカにするな!」という声が聞こえてきそうですね。そうです。羽根が少し
 でも綺麗なオスを、孔雀のメスは選ぼうとします。
 
★少しでも綺麗な羽根を持つオスの方が、メスに強くアピールすることが出来る
 から。そんな理由から、孔雀のメスはアピール度の強い、羽根が綺麗なオスを
 選ぶのだといわれています。
 
 
★ところが・・・
 
 
★最近、これに新たな新説(珍説?)が加わったのだそうです。
 
★それは「動物は『余裕』のあるものに惹かれるのだ」という説。
 
 単に羽根が綺麗というだけではなく、それにプラスして「余裕」を持っているオス
 をメスは選んでいるのではないか、というのがこの説のポイントなのだそうです。
 
 
★先ほども述べたとおり、孔雀のメスは少しでも綺麗な羽根を持つオスを選ぼう
 とします。羽根が綺麗なオスのほうが目を引くし、何より「優秀な子孫を残し
 たい」という本能から綺麗な羽根を持つオスを選んでいるのではないかと
 言われています。
 
 
★しかし、よく考えてみると、羽根が綺麗で目立つということは、それだけ外敵に
 も見つかりやすくなってしまう、ということですよね。もし、「種の維持」だけを優先
 するなら、少しでも目立たないオスのほうを選んだ方がいいはずです。
 
 
★でも、やっぱり、メスは羽根の綺麗なオスを選ぼうとするわけで・・。
 
 その裏には、たとえ捕食者に狙われることになっても、綺麗な羽根を悠々と広げ
 るオスの「余裕」のある姿に、メスが惹かれてしまう心理があるのだ、というの
 がこの説なのだそうです。
 
 
★どこまで、本当なのかはわかりませんが、でも、面白い説であることは確かです。
 
 
★言われてみれば確かに、人間だって「余裕のない人」よりも、「余裕のある人」
 の方が頼りにされたり、好かれたりすることがよくあります。
 
★例えば、あなたの上司が常にあたふた慌てふためいているタイプの人だった
 場合。おそらく、あなたはあまりついていきたいとは思わないのではないで
 しょうか?
 
 どちらかといえば、泰然自若、どっしりと構えている人のほうに頼りがいを
 感じ、ついていきたいと思うことが多いのではないかと思います。
 
★これは、人間も相手の余裕を無意識のうちに感じ取って、判断を下している
 ことを示す例であるといってよいかもしれませんね。
 
★また、若い女の子が「同世代の男の子達は、いつもガツガツしていて苦手。
 どちらかといえば、もう結婚していて、余裕を持って接してくれる上の年代
 の人のほうが好き。」などと発言していることがあります。
 
★これも、 人間は相手の余裕を感じ取って、好き嫌いを判断していることを示す例
 だといってよいでしょう。
 
★つまり、孔雀と同様、人間も結局、相手の余裕のあるなしで、好悪の印象を決め
 ている可能性が高い、ということです。「余裕」があるかないかで、人は、尊敬
 されたり好かれたりするのか、嫌われてしまったりするのかが、分かれてしまう
 こともある、というわけです。
 
 
 
★動物は、実は相手が「余裕」を持っているか、いないかで、相手の価値を判断
 している。
 
★こういうことは、言われてみないと普段気がつきませんよね。でも、実は判断を
 下すときに、これはかなり大きな影響を与えている、重要な要素といってよい
 かもしれません。
 
★何か物を売ろうとしている人が、相手に何が何でも売ってやろうと姿勢や、
 売らないと後がない、という余裕のない姿勢を見せている時は、全く相手に
 されなかったのに、売れなくてもいいや、買いたい人だけ買ってくれ、と
 思って話すようになったら、次々に商品が売れてしまったという話があります。
 
★また、最近、メルマガを使って情報起業!なんて感じで、情報コンテンツを売ろ
 うという流れがありますが、最初から売らんかな、の姿勢で文章を書いている
 ときは全く売れず、もういいや、と開き直ったあたりから売れ始めたという話も
 あります。
 
★やはり、人はいつも余裕のある姿勢でいないと、相手から信頼されることも、
 話を聞いてもらうことも出来なくなってしまうものなのかもしれません。
 
 
★まずは心に余裕を持つこと。早口言葉でしゃべってしまう人は、できるだけ
 ゆっくりと落ち着いて話すこと。
 
 こういうことが、物事をうまく進めていくためには、実は重要である・・・
 のかもしれません。