株式会社ジャスミンソフト（本社：沖縄県具志川市、代表：贄良則）は５月14日、業務用Webアプリケーションソフトウェアを完全自動生成するサービス「JasmineSoft Harvest」を発表した。

　JasmineSoft Harvestサービスは、システム開発者が定められた書式に従って業務アプリケーションの内容を記述するだけで、必要なすべてのソースコードを完全自動生成。ノンプログラミングで業務用Webアプリケーションを作成できるASPサービスとなっている。開発言語である、JavaやXMLの知識がなくてもアプリケーション開発が可能できるほか、自動生成されたソースコードを拡張し、JasmineSoft Harvestが提供していない機能をカスタマイズできる。

　JasmineSoft Harvestの基本部分は、すべてオープンソースのライブラリから構成。Webアプリケーションサーバ TomcatやWebアプリケーションフレームワークStruts といった、Java開発者になじみの深いソフトウェアを標準でバンドルしているのに加え Java XMLバインディングツールとして Relaxer を採用しており、RELAX NGを用いたデータモデリングが活用可能という。なお契約は開発プロジェクト毎に行え、料金は初期費用10万円、月額９万8,000円。また300万円〜買い取りもできる。

　ジャスミンソフトは2001年３月の設立以来、XMLを中心としたシステム構築に特化しWebアプリ開発を手がけている企業。同社代表である贄氏は今回の件について、「これまで幾つか、Webアプリシステムの受託開発を行ってきたが、その中に同じようなコードやJavaが多く使われていることから、オブジェクト指向を上手く活用したいと考え、JasmineSoft Harvestの提供に至った」とコメント。「実は先月末より沖縄県内においては先行リリースしていたが、更なる提供環境の整備を経て今回、全国的に提供開始する。本社が沖縄であることから、東京などの企業に比べて地理的な距離はあるが、システム自体は汎用性の高いものだと考えており、今後は代理店との協力なども視野に入れ、全国的な普及を目指したい」と述べ、今年度末までに100プロジェクトの開発実績を目指すとした。

株式会社ジャスミンソフト
http://www.jasminesoft.co.jp/