何故ダイエットしてもリバウンドをするのか? -2




人間は栄養やエネルギーが足りているとき、余分な栄養を体外に排出する機能を持っています。逆にないときは、出来るだけ多くの栄養を脂肪などの物質にして体に溜め込む機能を持っています。


食糧事情が悪いときでも、体を維持するためにもっているのがこの仕組みであり、この人間の危機管理システムを「ホメオスタシス」というそうですが、これがリバウンドを引き起こすのだそうです。


ダイエットをする人は、通常よりも食べる量を減らすことが多いです。すると、ホメオスタシスは「栄養が足りなくなった」と判断し、通常よりも体に栄養を溜めるように指令を出します。その結果、とりあえず痩せてきて、もういいか、とダイエットを終了し、元の食事の量に戻すと、ダイエットをする前よりも体が栄養を溜め込みやすくなっている分、一気に元の体重に戻ってしまうとのことです。


同じ量の食事をしても、これまで100しか体に吸収されなかったものが110とか120とか吸収されるのだから、そりゃあ、リバウンドもする、ってことですね。


しかも、このホメオスタシスの指令は大抵、ダイエットしている期間と同じ程度持続するのだとか。一ヶ月ダイエットした人なら、ダイエット終了後も1ヶ月は食事の量を減らしたままの状態でないと、すぐにリバウンドしてしまう可能性が高いのだそうです。


知らないと恐ろしいことになってしまいます。


ダイエットの王道は食事制限だけでなく、やはり運動をして筋肉量を増やしたり新陳代謝を高めることではないかと思いますが、それが面倒なら、ゴーヤ茶など脂肪を燃えやすくするものを積極的に取り入れることが良いのでないかと思います。


人間の体の仕組みを良く知ること。これは健康維持だけではなく、様々な面で重要になる、ということですね。

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