数字や確率に関する雑学 -2




でも、人間って、ホントついつい物事を感覚で捉えがちですねえ。結構実際の数字と感覚の数字は違うものであるはずなんですけどねえ。例えば、犯罪発生件数は悪化の一途をたどっているような気がしますが、実際にはトータルの数字は横ばい、または減少傾向にあったりします。また、数字上は株式投資やパチンコのほうが、宝くじが当たって儲かる確率よりもはるかに高いけれど、日本人は株式投資=損する可能性が高いもの、宝くじ=当たったらデカい=儲かる可能性があるもの、と判断していたりします。なんちゅーか、これもどうなんでしょう?


人間、ついつい感覚や道徳論などで、物事判断しがちだけれど、数字や得か損かで判断するほうが結局振り返って正解である場合が多いような気もします。イラクへの自衛隊派遣は、すべきか、すべきでないか、という判断よりも、派遣することが得か損かで判断したほうが正解である可能性は高い、といった具合に。こういった感覚がこれからも重要であるような気はします。


(今日の一言)
宝くじが当たる確率は、ここに雷が落ちてきて死ぬのと同じ確率なんだぜ。  by グッド・ウィル・ハンティング

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