今、時代は「動詞」「形容詞」の時代




昔、世の中には「本屋」とか、「薬屋」とか、名詞に「屋」がつくお店ばかりが多かった。
 
最近は「コンビニエンスストア」を始め、動詞形容詞がついた名前のお店や業態が多くなっている。
 
今、時代は間違いなく、「動詞」「形容詞」の時代となっているといえるだろう。
 
レコード針を作っていた会社がつぶれたとき、こんなことが言われたそうだ。
「『レコード針』を作る会社ではなく、『音楽を作り出す』会社、『音楽にかかわる』会社だと自分達を定義していれば、あの会社もつぶれなくて済んだのに。」
   
M&Aですっかり有名になった「日本電産」は、「モーター」とか「ハードディスク駆動装置」を作る会社ではなく、「回るもの」をキーワードにして、事業を展開しているのだそうだ。
 
自転車の変速機や、リールなどの釣具用品メーカーである「シマノ」も、「回るもの」をキーワードに事業を展開しているのだそうだ。
 
このように、成功している企業はすでに「動詞」や「形容詞」をコンセプトにして、戦略を進めているようだ。
 
であるならば、すでに事業をしている人も、これから起業しようと思っている人も、「動詞」や「形容詞」をキーワードにして事業をおこうなうことが、成功への近道だといえるだろう。「動詞」「形容詞」に「屋」をつけた業態。これを忘れてはいけないわけです。

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