ネーミングで売上倍増! -2




同様に、案外、単純なことが売上や利益を押し上げることがある。そのひとつが「ネーミング」だ。商品の名前ひとつで売上が全く変わってきてしまう、という話を聞いたことがある人も多いかと思うが、これも、実は経営状況を簡単に改善する方法だったりするのだ。(最近で言えば、サントリーのお茶「伊右衛門 」、少し戻れば「野菜中心蔵」とか、「スリムドカン」とか。)
 
なぜ、ネーミングが効果的かといえば、それはやはり「わかりやすく、印象に残りやすい」からだろう。今のような情報過多の時代には、「わかりやすさ」がないと選ばれもしないし、仮に選ばれても、「印象に残ること」がないと すぐに忘れられてしまうからだ。
 
そういった点で「ネーミング」は全力をあげて取り組んでもいい課題のはずなのだ。金もかからないし・・。
 
しかし、やはり気の利いたネーミングを考えるというのは難しい。結構センスもいるし、中には「やっちまった」という名前をつけてしまった企業もよくみかける。
 
で、そういう人のために簡単なアドバイスをするとすれば、最も簡単な方法が「幻の」「究極の」「伝説の」「黄金の」「〜の王様」と言った言葉をつける方法がある。例えば、鉄板焼きなら「幻の鉄板焼き」「究極の鉄板焼き」「伝説の鉄板焼き」「黄金の鉄板焼き」「鉄板焼きの王様」とつければ、それだけで結構インパクトがある。しかも、先に「究極の鉄板焼き」という名前だけ考えておいて、そこからイメージされる商品を開発する、という方法にも使える。かなり、便利な方法だ。
 
サービス業なら、「マスター」とか、「ドクター」をつけてみる方法がある。「WEBデザイナー」を、「WEBドクター」に変えるだけで新しい職業の出来上がりだ。また、「ファッションアドバイザー」のアドバイスよりも、「ファッションマスター」や「ファッションドクター」のアドバイスのほうが、スゴそうな気がしないか?
 
このように、些細なことでも、印象を変え、より世の中の人にアピールすることができるのだ。
 
前にも書いたが、マーケティングというとついつい難しいことを考え勝ち。でも、こんな単純なことでも業績を上げることはできる。こういった簡単な事でも着実に実行していけば、きっとバラ色の道が目の前に開かれていくことだろう。
 


(今日の一言)
ちなみに、このブログのタイトル「グーレト・マーケティング・マスターへの道」も、実は上のような趣旨から、つけていたりする。マーケティングコンサルタントよりも、なんとなく、マーケティング・マスターの方が立派そうな気がしません?
 
まあ、実物は、まだまだグーレト・マーケティング・マスターへは遠いところにいたりするんですけどね・・。
  
 

(なお、ブログでつかうならこんな感じかな?)
「幻のブログ」
「究極のブログ」
「伝説のブログ」
「黄金のブログ」
「ブログの王様」
「ブログ・ドクター」
「ブログ・マスター」

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(C) 2009 ビジネスマスターへの道