日本の格差社会




日本はいま、「格差社会」が問題となっています。


しかし、少し前までの不況の時も、経済苦で自殺する人もいれば、ブランドのバッグなどを買いまくる人もいて、格差なんてものは昔から存在していました。でも、これまでは「格差」のことなどあまり言われてこず、最近になって、急に「格差社会、格差社会」といいだされるようになりました。


やはり、これは、経済状況が良くなってきて心に余裕が出来、周りの状況が見られるようになってきたことが大きいのではないでしょうか。


不況でいつダメになるかわからないときには格差なんてあって当たり前で、むしろ稼いでいる人をいかに増やすかのことのほうが重要であったために、格差なんてことはほどんど無視されていましたが、余裕が出てきてために、「格差」を問題にしても許される状況になったのではないかと思います。


つまり、「格差社会」ということは状況が悪くなったから出てきた言葉なのではなく、状況が良くなってきたからこそ出てきた言葉だと思うわけです。


もちろん、実際に悪化している人もいるので、何らかの対策は必要なわけですが、日本の格差なんてものは、アメリカなどに比べれば、はっきり言ってあってないようなもの。今は、むしろ、経済的な格差よりも「意欲」とか「やる気」とかいった面での格差の方が遥かに重大な問題のような気もします。


といったことを富裕層が増えているニュースを見て、ふと思ったりした次第。


(追記)
格差社会問題には現在、3つの問題がある。この3つの問題がクリアにならないと、そもそも議論がかみ合わないと思う。 


一つ目は・・・

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