カクテルパーティー効果とは?




パーティー会場など、人が多くて騒音・雑音の激しいところでも、自分の名前が呼ばれたりすると、しっかりと聞き取れることがある。


これを「カクテルパーティー効果」という。


人は、多くの情報の中から、自分に関係している情報については無意識に、瞬時に取り出したり、選び出したりできるということ。車を買おうと思ったら、新聞や中吊り広告の車の広告がやたらと目に入るようになったりするのもこの現象によるものだと言える。


ある会社の工場では社内(館内)放送の設備を備えているが、それを使って人を呼び出したりすると、多くの人が放送が流れた際に手を止めたり、集中力が途切れたりするため、基本的に英語でアナウンスしているのだということだ。


英語だと、多くの人は聞き流すため、作業を止めることがないのだそうだ。でも、英語の放送の中で流れた本人の名前には、ちゃんと本人は反応するので、基本的に問題がないのだという。英語が理解できない人でも、英語放送の中の自分の名前はしっかり聞き取ることが出来るというわけで、意外とスゴイ能力だと言えるかもしれません。


このように、この「カクテルパーティー効果」のうまい使い方を考えてみるというのも、何かの役に立つのではないでしょうか。

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