(色彩心理学)赤い車が増えると、景気が回復する? -2




その他、自分の好きな色や嫌いな色を選んでもらうとその人の性格がわかる、という話も有名です。赤が好きな色だと答える人は情熱的な人が多く、青が好きだと答える人は冷静・慎重な性格の人が多い、ということです。


その他、日本ではピンクはかわいい色、女性が好む色ですが、国によっては売春婦を意味する色なので、赤ちゃんや子供用のグッズには使えない、だとか、赤や黄色は中東などでは、過酷な環境をイメージさせるので、商品のパッケージに使ってはいけない、使うなら緑の方が断然反応が良い、という、地域によって色の持つ意味が変わるという話もあります。


ホントに、色に関する話はたくさんあります。人間の意識に深く関係する話なのに、まだまだあまり理解されていないようです。


しかし、暖色系の色が人の購買意欲を高める効果がある、という話は知っていましたが、不動産屋さんの内装が暖色系の時の方が契約率が高くなる話はちょっと、ビックリしました。


また、タクシー業界では、赤とか黄色のタクシーよりも、断然、黒のタクシーの方が売上が高い、という話も少し驚きました。黒の方が高級感があるため、法人客や長距離客が乗りやすくなるからなのだそうですが、言われてみると、なるほどね、という感じです。


色彩心理学・・・・かなり、奥が深いようです。まだまだ研究の余地があります。
 

不況を克服するために重要なことは、公共工事を増やすことでもなく、公定歩合を下げることでもなく、普段の服装を明るい色、派手な色に変えることだ!なんて説もありますが、色と人間の心理のつながりについては、もう少し深く理解しなければならないのかもしれません。

トップページ

(C) 2009 心理学マスターへの道