音象も意外と重要かも。




音が与える印象を音象といいます。

・「がぎぐげご」などの「ガ行」は男性を興奮させる効果があるので、ウルトラマンに出てくる怪獣などによく使われている。(そういえば、男の子に人気のガンダムとかも「ガ行」だね。)


・「ん」は女性に好まれる音なので、雑誌の名前などに使われていることが多い(アンアンとかノンノとか)


・「パ行」は子供に好かれる音なので、ポリンキーだとかポッキーなどのお菓子や、ポンキッキーズなどの子供番組のネーミングに使われていることが多い。
 
・去年は天災やテロなどが続き、不安感が増すことが多い年だったので、今年は安心を求めようと、「アクオス」だとか「アイポッド」だとか、母音である「ア行」のつく商品が受入れられやすかった。(「ア行」は、人間がもっとも力を入れずに出せる音であり、また自然界に含まれる音に最も近い音でもあるから)


歌手なら、「あゆ(浜崎あゆみ)」「大塚愛」、タレントなら「あやや(松浦あや)」「上戸彩」、お笑い芸人なら「アンガールズ」「アンジャッシュ」「アンタッチャブル」など「ア行」で始まる人(グループ)が人気になったのはその影響があったのでは?


・バブル期などみんながイケイケの時は、「バ行」「ガ行」など濁点・破裂音を含む音が好まれる。「ボディコン」「ソバージュ」など強い印象を与える名前のものが多かった。


・2003年から2004年は「サ行」「カ行」「ラ行」など清音が好まれた。子供の名前も女の子は「さくら」「みさき」などが1位になり、男の子とは「れん」「そうた」などが1位になったのがその証拠だ。


・今年後半は、母音が好まれた反動で、濁点を含む言葉が受入れられやすくなる可能性が高い。雑誌にも「グラマラス」などといったタイトルのものが創刊され始めているのは、そういったことが関係しているのでは?


・相手に好印象や親近感を感じている時は、「いやだあ」「うれしい」「エッチ」など母音を含む言葉を使うことが多く、相手を嫌っていたり悪い心象を持っている時は「ばか」「たのしい」「すけべ」などといった言葉を無意識に使うことが多い。


だから、相手と距離を起きたい場合は、母音を含まない言葉を使うと良い。特に「うれしい」よりも「光栄です」、「ありがとう」より「感謝します。」のように漢字を服務言葉を使えば、なお相手との距離をとるのに有効だ。

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(C) 2009 心理学マスターへの道